西日本政経懇話会

福岡 488回 「アベノミクス、評価は秋以降」/ 渡辺JBIC副総裁が講演

20130926watanabe-hiroshi.JPG 西日本政経懇話会の9月例会が26日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史副総裁が「最近の国際金融情勢と『アベノミクス』の展望」と題して講演した。

 渡辺氏はギリシャやキプロスの経済危機を発端に欧州連合(EU)内に拡大した財政危機について「ドイツやフランスがけん引し、ようやく底を打ったところ。財政再建はまだ2~3年かかる」と分析。2008年のリーマン・ショックで大打撃を受けた米国は、その後のシェールガス革命で貿易赤字の縮小や産業コストの削減による製造業復権への期待が高まっており「人口増による労働力確保も後押しし、今後も好調な経済推移が見込める」とした。

 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」については「方針を示しただけで、工程表はまだ白紙の状態。秋の臨時国会で検証される内容次第で、国際金融市場の評価も変わるだろう」と話した。


=2013/09/27 西日本新聞=

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