西日本政経懇話会

大牟田 480回  エジプト旅行「控えるべき」/共同通信客員論説委員・佐々木伸氏が講演

20131118sasaki-shin.JPG 西日本政経懇話会大牟田支部の11月例会が18日、大牟田市であり、共同通信客員論説委員の佐々木伸氏(65)が「日本人はテロの標的か―液状化する中東・アフリカ」と題して講演した。要旨は次の通り。


 中東、アフリカ情勢は内戦が続くシリア、エジプト、イランの核問題などで不安定さを増している。

 中東ではかつて日本人の評判はよかった。それは日本が米国、ロシアの二大国と戦った歴史を持つからだ。だが、ウサマ・ビンラディンが「日本は米国の手先」と言ってから、日本人もテロの標的となった。今年1月、日本人10人が犠牲になったアルジェリアの人質事件が具体例だ。

 エジプトのピラミッド観光やケニアのサファリツアーなどは、現状では控えるべきだ。政府と反政府勢力の対立が続き、多くのテロリストが入り込んでいる。

 外務省の治安情報に注意し、もし、こうした国に行く場合は①人の集まる場所に長く滞在しない②目立つ行動は取らない│ことが重要。イスラム圏なら、日本のイスラム寺院に頼んで「この日本人は安全だ」という手紙を、あらかじめ書いてもらうことも自衛策になるだろう。


=2013/11/19 西日本新聞=

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