西日本政経懇話会

筑豊 484回 「どうなる安倍政権」「沖縄、原発、消費税…」/政治アナリストの伊藤惇夫氏が講演

20140120itou-atsuo.jpg 西日本政経懇話会1月例会が20日、飯塚市のグランドベルズ飯塚であり、政治アナリストの伊藤惇夫氏が「どうなる安倍政権、どこに向かう日本政治」と題して講演した。要旨は次の通り。

 安倍政権にとって今年最初のハードルだった沖縄県名護市長選は、米軍基地移設反対の稲嶺進氏に再選を許し、いきなり引っかけた。票差が4千以上に広がったのは、昨年末に知事が埋め立てを許可したことに対する反発が強まったためだ。安倍政権は選挙結果は問題ないとするが、道路や港湾の使用許可は市長の権限で、基地を造らせない妨害工作はできる。移設工事が止まる事態に陥る可能性もある。

 東京都知事選は小泉純一郎さんの細川護熙さん支援で様相が変わった。ただ、現時点では舛添要一さんの方が上。燃料代の負担増による貿易赤字がアベノミクスの大きなマイナス要因で、反原発の細川さんが勝てば政権運営に影響が出る。

 安倍政権に期待するのは、景気の回復基調を安定させること。企業が賃上げしないと景気が中折れしてしまうが、大半の企業は一時金で対応するとしており、これでは消費は増えず、消費税増税による景気の失速も避けられないだろう。そうなると政権批判も強まる。

=2014/01/21 西日本新聞=

これまでの記事一覧