西日本政経懇話会

北九州483回 「日本経済は消費税増税を乗り切れる」/みずほ総研・矢野和彦氏が講演

20140225yano-kazuhiko.jpg 西日本政経懇話会の2月例会が日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、みずほ総合研究所調査本部経済調査部長の矢野和彦氏が「2014年の日本経済を読む」と題して講演した。要旨は次の通り。


 先進国(の経済)は上向くが、新興国は弱含みという状況が昨年来続いている。この大きな流れが、今後も続くだろう。

 日本は、アベノミクスの効果で資産市場が急回復し、実体経済も上向いている。業種別では、非製造業が伸び、輸出より内需が良くなったと考えられる。留意したいのは、どうやって、企業が利益を上げているかという点だ。中小企業は固定費や人件費の削減で改善している部分が大きく、売り上げは増えていない。

 今年の日本経済は、消費税増税を乗り切ることができると予想している。一時的に景気が落ち込む局面はあるが、夏以降、景気は回復し為替はゆるやかに円安になると見ている。賃金は、2014年度の春闘賃上げ率は主要企業ベースで2.0%くらいになるのではないか。インフレ率2%の目標に届かなくても、1%や1.5%で定着すればデフレ脱却と言えるだろう。

=2014/03/01 西日本新聞=

これまでの記事一覧