西日本政経懇話会

筑豊 486回 「地方、弱者に打撃」消費税増税のカラクリ/フリージャーナリスト・斎藤貴男氏が講演

20140319saotoh-takao.jpg 西日本政経懇話会3月例会が19日、飯塚市のグランドベルズ飯塚であり、フリージャーナリストの斎藤貴男氏が「消費税増税のカラクリと日本の未来」と題し講演した。要旨は次の通り。


 4月に消費税率が5%から8%に上がる。地方経済に大打撃があるだろう。消費税は常に弱い立場の人が負担を強いられ、強い立場の人にお金が回っていく。

 大手メーカーが中小企業から部品を仕入れる際、中小企業が消費税増税分を上乗せすれば取引を停止される恐れがある。価格を据え置く飲食チェーンは従業員の人件費を下げるか、仕入れ先に増税分を払わないかもしれない。輸出企業は外国客から消費税を取れないため、部品などの仕入れにかかった消費税は還付される。仕入れ先に消費税分を払わないと税率が上がるほど利益が出ることになる。

 国は財政危機を消費税増税の理由に挙げるが正しくない。1千兆円超の国の借金は半分が公共事業で施設などの資産になっており、いざとなれば民間に売却できるからだ。消費税は中央や大企業に都合のいい税制だ。地方の方は負けずに乗り切ってほしい。


=2014/03/20 西日本新聞=

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