西日本政経懇話会

福岡 495回 「解釈改憲は暴挙」/元内閣法制局長官・阪田雅裕氏が講演

20140326sakata-masahiro.jpg 西日本政経懇話会の3月例会が26日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、元内閣法制局長官で弁護士の阪田雅裕氏が「政府の憲法解釈と集団的自衛権」と題して講演した。

 阪田氏は、安倍晋三政権が目指す集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈見直しの動きについて「選挙で(国会の)多数を取れば憲法の解釈を自由にしていいというのは立憲主義ではない」と批判。ベトナム戦争などを例に挙げ「戦後の戦争は全て集団的自衛権の名で行われてきた。行使できるという解釈をした途端、憲法9条はあってもなくても同じになる。米国や中国、ロシアと一緒の国になる」と述べた。

 その上で、憲法は国民投票などの手続きで改正できることに触れ「時代遅れであれば憲法を変えるべきだ。政府が集団的自衛権行使が必要だとしっかり国民に説明し、国民が必要と判断し、改正を是とする手続きが絶対に必要」と指摘。「(解釈見直しの)暴挙を止めるのは皆さんの世論しかない」と訴えた。

=2014/03/27 西日本新聞=

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