西日本政経懇話会

福岡 496回 「中国の安定 私たちの問題」/神田外語大教授・興梠一郎氏が講演

2014.4.21kougoriichiro.jpg 西日本政経懇話会の4月例会が21日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、外務省専門分析員などを務めた神田外語大教授の興梠(こうろぎ)一郎氏が「巨大国家・中国の現状と課題、そして日中関係」と題して講演した。

 興梠氏は、経済成長するにつれて環境や土地に関するデモが急増している中国社会の実態を紹介。「ネットを通じて民衆の意見が飛び交う時代になった。共産党にとって最大の問題は民衆をどう抑えるか。今は力に頼り、軍事よりも国内の治安維持に費用をかけている」と指摘した。

 その上で「中国が安定的に近代化できるかは、私たち日本の問題でもある」と強調。冷え込む日中関係について「両国は経済的なパートナーであり、中国が風邪をひいたら日本に影響する。どう付き合うか、両国とも整理できていないが、政治と経済を混線させずに複線軌道で臨むべきだ」と両国の指導者に注文した。


=2014/04/22 西日本新聞=

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