西日本政経懇話会

北九州486回 安倍内閣に「二つの関門」/共同通信社政治部長・鈴木博之氏が講演

20140418suzuki-hiroyuki.jpg 西日本政経懇話会の4月例会が18日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、共同通信社政治部長の鈴木博之氏が「安倍政権の課題と展望」と題して講演した。要旨は次の通り。


 安倍晋三首相は、自民党総裁の任期がある残りの1年半の間、積み残した課題を進めるだろうが、その中で二つの大きな関門がある。集団的自衛権行使の容認に向けた憲法解釈の変更と内閣改造だ。

 政府・自民党は、秋の臨時国会までに集団的自衛権行使をめぐる憲法解釈を変更し、自衛隊法など十数本の関連法案を一気に変える考えだ。政府の大転換の年になると思う。ただ解釈変更に反発する公明党に認めてもらうため、事例を限定することになるだろう。来年の統一地方選を控え、公明党とのしのぎ合いが今後どうなるだろうか。

 自民党役員が9月末に任期切れを迎えることを考えれば、お盆前に内閣改造があるかもしれない。第2次安倍政権では初めてだ。ここで入閣できない人が、政権運営に異議を唱える反安倍勢力に変わりかねない。衆院議員で当選5回以上の閣僚待望組は40人以上いるが、半数以上は入閣できない。内閣改造後にどう党内を統治するかが重要だ。


=2014/04/23 西日本新聞=

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