西日本政経懇話会

筑豊 489回 「安倍内閣、おごりと拙速が敵」/金城大特任教授・本田雅俊氏が講演

20140515honda-masatoshi.jpg 西日本政経懇話会5月例会が15日、飯塚市のグランドベルズ飯塚であり、金城大特任教授で元内閣官房副長官秘書の本田雅俊氏が「今後の政局と安倍政治の行方」と題して講演した。要旨は次の通り。

 2012年12月にスタートした第2次安倍晋三政権は、閣僚が一人も交代しないまま発足500日を迎えた。高い内閣支持率も維持している。

 第1次政権では「戦後レジームからの脱却」など自分のやりたいことを前面に出して失敗した。今回は昨年の参院選まで、政権の安全運転に努め、震災復興と脱デフレに取り組んだ。

 自民党の一強多弱、外交関係の危機感醸成の成功など、運も味方している。

 アベノミクス効果への疑問などマイナス材料もあるが、経済界への賃上げ要請や海外歴訪などあらゆる手段で支持率下落を防いでいる。人事も絶妙だ。

 昨年の参院選後、経済重視から安全保障政策重視に変わった。現在は集団的自衛権の行使容認を目指している。経済政策に対する国民の支持があるからこそ取り組める課題だ。長期政権も視野に入るが、最大の敵は「おごりと拙速」。政策の急激な方向転換は危険だ。


=2014/05/16 西日本新聞=

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