西日本政経懇話会

久留米488回  「世界観が問われる日本」/奥山真司氏が講演

20140520okuyama-masashi.jpg 西日本政経懇話会の5月例会が20日、久留米市であり、地政学・戦略学者の奥山真司氏が「世界を動かす地政学、戦略学の論理」の演題で講演した。要旨は次の通り。


 地政学は地理と政治に関する学問で、地理を重視する。例えば九州を見る場合、佐賀県鳥栖市は非常に重要。そこを通らなければ九州のどこにもいけない、という場所にあるからだ。

 東アジアは(日本など)海側の勢力と、(中国など)陸側の勢力がぶつかり合う構図だが、日本の大きな戦略としては米国に従属するか、自主独立か、信じられないが中国に従属するかの三つの選択がある。

 ただ、最近は日本が米国、オーストラリア、インドと組んで中国の海洋進出を封じ込めようという地政学的状況になっている。

 日本には「いかに勝つか」という戦術の話をする人が非常に多いが、(物事を)コントロールすることを狙う戦略を重視すべきだ。

 今、議論になっている集団的自衛権は、戦略の一番上に位置する世界観が問われている問題だ。

=2014/05/21 西日本新聞=

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