西日本政経懇話会

北九州487回 「経営者は大きな戦略を描け」「企業の経営者には選択肢多い戦略を」/国際地政学研究所・奥山真司氏が講演

20140521okuyama-masashi.jpg 西日本政経懇話会の5月例会が21日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、国際地政学研究所上席研究員の奥山真司(まさし)氏が「世界を動かす地政学、戦略学の論理」と題して講演した。要旨は次の通り。


 グローバル化が進む中、企業経営者は大きな戦略に焦点を当てることが求められる。現場社員の技術的な問題にとらわれず、より高い意識と視点を持つことが必要だ。

 世界情勢を地政学的に見ると、今後の日本外交の選択肢は①米国従属②自主独立③中国従属―の三つしかない。日本は既に、米国が主導する環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加。従来通り、米国従属の道を選んだ。

 中国は日本を抜き現在、国内総生産(GDP)が世界2位となり、1位の米国に迫る。国際政治の考え方は、1位の国が勢力を維持するには、2位の国をたたくことにある。今後、米中の衝突が不可避となる危険性をはらむ。そうした中で企業経営者は、冷静に、柔軟に、選択肢を多く持つ戦略を描く必要がある。

=2014/05/28 西日本新聞=

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