西日本政経懇話会

筑豊 491回 中小企業の経営改革を語る/ダイヤ精機社長・諏訪貴子氏が講演

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 西日本政経懇話会7月例会が10日、飯塚市のグランドベルズ飯塚であり、ダイヤ精機社長の諏訪貴子氏が「中小企業の経営改革と人材確保・育成」と題し講演した。要旨は次の通り。


 ダイヤ精機は東京都大田区にある町工場。2004年に先代社長の父が亡くなり、2代目社長になった。自動車のエンジン部品を測量するゲージなどの精密加工部品を作っている。

 08年のリーマン・ショックで売り上げが9割減った。それを機に日産自動車1社に依存していた製品納入先を増やそうと考えた。

 多額の広告費は出せないので、いろいろな賞を獲得し、PRしようと考えた。3カ年計画の経営改革などが評価され、日経BP社の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」の大賞などを受けた。その結果、トヨタ自動車にも製品を納入するようになった。

 技術を大切にするゲージ工場という本流を見失わないようにしてきた。雇用面では、5~6年周期で来る不景気のときに、優秀な人材を確保している。経営改革では、あいさつでも1ミクロン単位で部品の金属を削る技術でもいいから「これだけは負けない」というものをどの社員にもつくらせた。ITを活用し、作業の効率化も図っている。


=2014/07/11 西日本新聞=

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