西日本政経懇話会

大牟田 489回  会社の財産は「技術と人」/ダイヤ精機社長・諏訪貴子さんが講演

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 西日本政経懇話会の7月例会が11日、大牟田市であり、優れた女性経営者に贈られる「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」(日経BP社)で大賞を受賞した精密加工金属会社「ダイヤ精機」社長の諏訪貴子さん(43)が「中小企業の経営改革と人材確保・育成」と題して講演した。要旨は次の通り。


 私の会社は主に自動車部品の測定機を作っています。千分の1ミリ単位で金属を削る技術が求められます。32歳の時、父が他界し、跡を継ぎました。社員三十数人の中小企業なので、広告費は出せません。得意分野の金属加工の技術力を武器に町工場がひしめく東京・大田区を代表する企業になろうと目標に掲げました。そのためには、さまざまな賞を取って会社の名前を売ることが必要。幸い、社員が全面協力してくれたおかげで達成でき、受注先の拡大に成功しました。

 小さな企業は、とりわけチームワークが大切です。そのために社員の意識改革を進め、チャレンジすることを推奨しています。具体的には、社内にフットサルのチームを作って全員で汗を流したり、父の時代に盛んだった社員旅行を復活させたりしました。

 若い社員には、成功事例で自信をつけさせるようにしています。そのために、ベテラン職人の技をしっかりと学び、それを発展させていくことが欠かせません。ものづくりに終わりはありません。会社の財産は、技術と人材だと確信しています。 


=22014/07/12 西日本新聞=

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