西日本政経懇話会

北九州489回 「豪雨など災害に事前の備え大切」/斎藤義雄氏が講演

20140716saitoh-yoshio.jpg.jpg

 西日本政経懇話会7月例会が16日、小倉北区のステーションホテル小倉であった。気象予報士の斎藤義雄さん(58)が「異常気象と私たちの暮らし」と題し講演した。要旨は次の通り。


 地球温暖化による危機が叫ばれて久しい。近代以降の工業化などで、二酸化炭素が過剰に排出されたことが原因だ。ある統計によると、福岡地方は今世紀末には亜熱帯の気候に変わるともいわれている。農作物の生育に影響を及ぼしたり、熱帯性の感染症が九州で起きたりする恐れがある。

 ゲリラ豪雨や勢力の強い台風が増えている。床上浸水を防ぐため、豪雨の際は洗濯機や風呂場の排水溝の穴をふさぐことが有効になる。大雨でマンホールのふたが開くこともあるので、屋外を移動する際は特に注意してほしい。

 長期避難が必要になったときの備えも大切だ。東日本大震災の避難所では、トイレが使えずに困ったという話もあった。市販の携帯用トイレを用意したり、災害用伝言ダイヤルの使い方を覚えておいたりするなど準備は山ほどある。「たかが雨や地震で自分は死なない」などと思わず、災害時には命を守る行動を心がけてほしい。

=2014/07/17 西日本新聞=

これまでの記事一覧