西日本政経懇話会

福岡 499回 富士通総研経済研究所・早川英男氏が講演

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 西日本政経懇話会7月例会が28日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、富士通総研経済研究所の早川英男エグゼクティブ・フェローが「デフレ脱却後の日本経済 現状と課題」と題して講演し、経済成長を続けるには「国の財政再建が急務だ」と訴えた。


 早川氏は「円安の影響などで消費者物価が上がっており、簡単に逆戻りするとは考えにくい」と、日本はデフレから脱却したと説明。一方、政府が目標とする2%の物価上昇は長期金利の急騰を招き、国債を大量保有する金融機関の経営にダメージを与えると指摘。「財政再建や成長戦略を進めてインフレに耐えられる経済にする必要がある」と述べた。

 賃金については「春闘で多少上がったとはいえ限定的で、大事なのは大企業以外のベースアップだ」と強調。一方、外食産業などの人手不足に触れ「正規雇用が増えており、若者の就職も今後、容易になりそうだ。格差社会の是正につながる可能性がある」と期待した。

=2014/07/29 西日本新聞=

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