西日本政経懇話会

大牟田 490回  商店街守る覚悟を/高松丸亀町・古川康造理事長が講演

20140918大牟田 古川康造.jpg

 西日本政経懇話会の9月例会が18日、大牟田市であり、香川県の高松丸亀町商店街振興組合の古川康造理事長が「民間主導の再開発 高松丸亀町商店街に学ぶ」と題して講演した。要旨は次の通り。


 全国の中心市街地は壊滅状態にある。バブル期の地価高騰で住民は郊外に移り、大手資本が郊外大型店を出して都心は空洞化した。地域の卸売・小売業の売り場面積は増えたが、販売額、事業所数は減った。税金は地元ではなく、県外に流出している事態だ。

 丸亀町は年を取って住みたい商店街を目指した。生活者の目線で住宅、診療所や介護施設、温浴施設のほか、買い物や飲食ができる場所をそろえ、徒歩で移動できる。イベントも多く大変にぎわっている。

 具体的には、地権者から60年間土地を借りる定期借地権契約を結び、所有権と利用権を分離。利用権はまちづくり会社が一括してコントロールした。人口減少と高齢社会という前例のない時代。民間主導で街づくりするしかない。

 中心部が活性化すれば税収が増える。丸亀町では地権者全員の合意を得て計画を進めたが、奇跡ではなく必然。地権者や行政に街を守る覚悟があれば可能だ。


=2014/09/19 西日本新聞=

これまでの記事一覧