西日本政経懇話会

久留米492回  「ブランドは一つに絞る」/観光テーマを清水愼一氏が講演

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 西日本政経懇話会の10月例会が2日、久留米市であり、観光地域づくりプラットフォーム推進機構会長の清水慎一氏が「福岡の観光と地域活性化の課題」の演題で講演した=写真。要旨は次の通り。


 歴史、文化を大事にする地域が今後の観光の主流になる。久留米は福岡市のまねをせず、ここにしかないものをどう磨くかにかかっている。話題作りみたいな取り組みはやめた方がいい。典型はゆるキャラ。地域の認知度を上げても、そこに行きたいと思うかどうかは別問題だからだ。

 日本の人口は減る一方だから、今後は外国人に来てもらわないといけない。彼らは商店街をぶらついて、食べたりお土産を買ったりするのが大好き。お年寄りに優しく、子どもが遊んでいる全国の商店街には観光客が多くやってきている。

 久留米には非常に立派な商店街がある。これからは観光施設を造るのではなく、街そのものの魅力を上げていかないといけない。

 最終的には街の魅力をブランドにしなければいけない。久留米のキャッチフレーズは「ほとめきの街」「安心元気な医療の街」などあるが、ブランドとして他にはない一つに絞り、とがったものを打ち出すべきだ。ただ、市民を巻き込まず、役所と大学教授などで審議会を作って決めても、だいたいうまくいかない。


=2014/10/03 西日本新聞=

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