西日本政経懇話会

筑豊 493回 集団的自衛権の行使容認を評価/小川和久氏が講演

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 西日本政経懇話会10月例会が7日、飯塚市のパドドゥ・ル・コトブキであり、軍事アナリストの

小川和久氏が「日本人に国を守れるのか」と題して講演した。要旨は次の通り。


 現状では日本人に国は守れない。海に守られた日本は、米軍による占領しか危機に遭遇したことが

ない。日本人は経済や学術の能力が高いため危機にも対処できると勘違いしている。外交や安全保障

のセンスは合格点に達していない。

 安倍晋三首相が7月に集団的自衛権行使を認める閣議決定をした。本来の意味の「拙速」で、素早

く適切な判断をして足りない部分を補っていくリーダーシップを私は評価する。責任逃れの「巧遅」

よりはよい。

 日本は米国の属国ではない。日本には米軍の基地が83カ所、演習地が50カ所ある。大規模な燃

料庫、弾薬庫もある。日本が米軍を支えており、米国は日米安保の解消を恐れている。

 米国は中国に「米国と日本は特別な関係だと理解すべきだ」と伝えている。中国は尖閣諸島の周辺

で問題を起こすと米国の逆鱗(げきりん)に触れると分かっている。国内の強硬派を抑えるためたま

に領海侵犯はするが、中国に戦争をする気はない。

=2014/10/08 西日本新聞=

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