西日本政経懇話会

北九州492回 「地域の固有性生かせ」/生越由美氏が講演

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 西日本政経懇話会の11月例会が11日、小倉北区のステーションホテル小倉であり、東京理科大専門職大学院教授の生越(おごせ)由美氏が「北九州地域のブランド戦略と知的財産」の演題で講演した。要旨は次の通り。


 私たちは今、情報が財産となる「知識社会」を生きている。観光やエンターテインメント、金融などの第3次産業、サービス産業の比率が高まっている。

 工業社会の中心価値は「富」だったが、知識社会の中心価値は「ゆたかな時間」。この中でどうやったら生き残れるか。地域に行かなければ味わえないもの、地域でしか作れないものといった「地域の固有性」が大事。そして、これを知的財産としてどう保護するかが重要になる。

 ただ、地域に良い物がなければ特許を取っても仕方ない。九州は長い歴史があり、地域の郷土料理なども残っているが、まだまだ東京に知られていないものも多くある。良い物を作って、商標制度や特許制度などの知的財産制度を活用し、付加価値のある情報を保護し、地域の産業創出につなげてほしい。


=2014/11/12 西日本新聞=

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