西日本支店長会

「福博の心と技を感じて」 市博物館長が講演

  arima.jpg福岡都市圏に支店を置く企業などでつくる西日本支店長会の例会が20日、福岡市・天神の福岡国際ホールであり、市博物館の有馬学館長(67)が「街の名士に最敬礼 福岡・博多の庶民列伝」をテーマに講演した。

 有馬館長は福岡市史編集委員長でもある。2010年に刊行した「新修 福岡市史」の特別編「福の民 暮らしのなかに技がある」で取り上げた、150人以上の職人や商売人の中から印象深かった15人の言葉を紹介し、福岡の気風を伝えた。

 「単なる人形師やないとばい!」。博多人形伝統工芸士の男性は、後継者育成に意欲を失いつつある仲間をこう叱咤(しった)激励し、技の伝承に気概を示した。

 「資金力がないから一歩も二歩も先に行ったらいかん。『ちょびっと先』で良いです」。東区箱崎の商店街で踏ん張る自転車店の男性の味わいある言葉も伝えた。

 有馬館長は「人は移り変わるが、福博の街にはずっと変わらない心と技がある。福岡で暮らしながら感じてほしい」と呼び掛けた。

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