パートナーズクラブ

やさしさ、思いやりが指導の基本・平成23年度総会でラグビーの森さん

MORISAN0218.JPG 平成23年度パートナーズクラブ総会は6月10日、福岡国際ホールであり、議長に芦塚日出美パートナーズクラブ会長(博多座代表取締役社長)を選出。昨年度の活動報告と決算報告が承認され、今年度の活動計画と予算案は原案通りに可決された。

 総会後の講演会では、かつて新日鉄釜石ラグビー部の主将、監督として日本選手権7連覇の偉業に貢献した、森重隆福岡高校ラグビー部監督が「一人はみんなのために   みんなは一人のために ~ラグビーを通じて次世代へ~」と題して講演。

 森さんは、震災後に訪れた釜石はテレビが伝える映像とは比較にならないくらいの惨状で、自然に涙が出た。大勢の人たちが復興に向けて歯を食いしばる中、政局にうつつを抜かす政治家を見ると情けなくなる。リーダーとは地位や権力だと思っている彼らは浅はかだ。そこにいる人を好きになれるのが真のリーダーシップだ、と自らの理念を披露。大勢の参加者が森さんの意見に頷いた。

 福岡市教育委員も務める森さんは、若い人たちに大切なのは感激、感動すること。金、土地、物の方が大切だと教えたころから日本がおかしくなったと指摘。今の世はぎすぎすしている。昔はファジーだった。「まあいいじゃないか」「気をつけろよ」と大人が寛容でなければ、とんでもない国になると話した。

 県内最大のライバル東福岡高校については、負傷した主将が便所掃除をしていた。挨拶、礼儀をきっちり指導している。すがすがしく、そこに強さの秘訣がある、と述べた。

 最後に、自由にさせれば個性は育つというのは間違い。指示して考えさせ、葛藤を繰り返して人は成長する。厳しい練習も指導者に愛情があればついてくる。人として大きく、やさしさ、思いやりが指導の基本である、と結んだ。

 この後の懇親会には槌谷忠貢常務取締役営業本部長、児嶋昭取締役編集長ら西日本新聞関係者約20人も合流。森さんも交え、和やかなひと時を過ごした。


写真=パートナーズクラブで講演する森重隆氏

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