パートナーズクラブ

「口は命の入口 心の出口」・第6回例会で本社佐藤弘編集委員が講演/2011年9月9日

CIMG1557.JPG パートナーズクラブの第6回例会は9月9日に福岡国際ホールであり、西日本新聞社の佐藤弘編集委員が「口は命の入り口 心の出口」と題して講演。命の源である食をテーマに、メッセージ性の高い話と聞く人を惹きつけるユーモアあふれる語りで、参加した約60人は熱心に耳を傾けた。

 会の冒頭、西日本新聞社の筒井博人常務が、社の新機軸として力を入れる「こどもふれあいプロジェクト」と「デジタルコンテンツ事業」の狙いと取り組みを説明。参加者に理解と支援をお願いした。

 佐藤編集委員は84年入社、2003年に始まり大きな反響を呼んでいる「食卓の向こう側シリーズ」を企画。「食、農、くらし」を専門に取材、執筆活動に取り組んでいる。

 講演会では、助産師が出産にまつわる女性の感想をプロローグに、「生きる」「いのち」とは、を参加者に提起。戦前の子供たちの平均体温は37度だったのが、最近は35度に下がっている子が増えた、と指摘。低体温は、体内の酵素の働きが悪くなるため臓器の機能低下や免疫の低下が起き、病気になる可能性が高まると説明。体温低下の原因として、冷暖房装置の普及や運動不足など生活環境の変化とともに、朝食抜きや季節はずれの果物や野菜を多く摂取する人の増加など、食生活の変化をあげ、「いのち」と「食」の関連への関心を喚起した。

 さらに、今どきの学生の食生活の調査結果を紹介。朝食抜きやコンビニ食ですます実態を示し、「一部地域の現象ではなく全国的な傾向」「食の乱れは国の乱れ」「このままでは国が崩壊する」と強調した。

 最後に、「食卓の向こう側・第13部」のなかから、かむ回数が戦前の40%に減少、顎が昔の人に比べ細くなっていること、むし歯は減ったけれども、矯正する人が増えたなど、口腔内の機能低下を懸念。胃は目視できないが、歯や歯茎は目で状態を確認できる。食べることは生きることに直結しており、「口は命の入り口 心の出口」と結んだ。


写真=第6回例会で講演する西日本新聞佐藤弘編集委員

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