佐世保フォーラム

HTB再生探る・佐世保フォーラム/2010年7月10日

 エイチ・アイ・エス(HIS、東京)の経営で再出発したハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の再生策を探るシンポジウム(佐世保フォーラム、西日本新聞社、KTNテレビ長崎主催)が7月10日、HTBで開かれた。パネル討論では、参加者5人がHTBに東アジアの市場動向などを調査する「観光戦略研究所」の設置構想を提案。実現に向け国や自治体、経済界、大学が一体的に取り組むことを確認した。 
 シンポジウムはHTBの沢田秀雄社長が掲げる「観光ビジネス都市」への挑戦がテーマ。九州各県から約320人が出席した。溝畑宏・観光庁長官の基調講演の後、脇田安大・ながさき地域政策研究所理事長をコーディネーターに溝畑氏のほか、李文亮・中国駐長崎総領事、潮谷義子・長崎国際大学学長、沢田社長の4氏がパネル討論した。
 東アジア研究所構想については、観光客の増加が期待できる中国などアジア戦略の中で議論。沢田氏は「将来の観光ビジネス都市に向けてアジアの研究は重要」と強調。潮谷氏が「大学には留学生が多く、アジアに詳しい先生もいる。関係機関が手を結び、九州全体の利益につながるような国際理解の研究拠点を期待している」と、九州のシンクタンクと位置付けたい考えを示した。

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