【福岡】小郡にコウノトリ飛来 国の特別天然記念物「そっと見守って」

羽を大きく広げるコウノトリ=2日午前9時すぎ
羽を大きく広げるコウノトリ=2日午前9時すぎ
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 国の特別天然記念物のコウノトリ1羽が、小郡市上岩田の池で確認された。11月30日に「池にコウノトリがいる」と最初の目撃情報が市役所に寄せられた。2日も餌を探して水面をつついたり、羽毛にくちばしをうずめたりして、サギやカモに交じってゆったりと過ごしていた。

 コウノトリの繁殖と保護に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)が足に付けた標識で識別し、今年5月19日に豊岡市で生まれた雌の幼鳥と分かった。同公園によると、コウノトリは豊かな餌場を探して全国を移動する。一度訪れた場所は忘れず、気に入れば長く滞在したり、翌年また訪れたりするという。

 全国に約120羽しかいないコウノトリ。幼鳥が繁殖期を迎えるのは3、4年後で、つがいとなって再訪する可能性もある。「近くで撮影したり餌をあげたりせず、そっと見守って」と同公園は呼びかけている。


=2017/12/03付 西日本新聞朝刊=

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