【長崎】ハト飛翔 1000キロ余の旅 五島-新潟レース 141羽ふるさと目指す

五島市から新潟県へ向け飛び立つハト
五島市から新潟県へ向け飛び立つハト
写真を見る
川棚署の玄関横、外壁にできたツバメの巣。ひな3羽が顔を出している
川棚署の玄関横、外壁にできたツバメの巣。ひな3羽が顔を出している
写真を見る

 五島市から新潟県までハトの飛ぶ速さを競うレースが開かれ、参加した141羽が1000キロ以上離れたふるさとを目指し羽ばたいた。一方、春の使者ツバメが川棚署の玄関横の外壁に営巣。生まれたひなが来訪者や署員たちの目を和ませている。

 このハトレースは九州を出発地に約30年以上続く伝統ある大会。主催する「羽越ブロック競翔連盟」(新潟)の会員が飼うハトの足に時間を記録するチップを取り付け、出発して1週間以内に帰還した中から飛行距離と時間から計算した分速を競う。参加したのは愛好家55人が育てた500キロ以上のレース経験がある生後2~6年のハト。15日、午前6時に五島市下大津町の高台でかごの扉が開くと、ハトたちは一斉に青空へ飛び立った。

 連盟によると24羽が戻り、優勝したハトは12時間39分50秒で1102キロ離れた新潟県阿賀野市に到着。分速は1451メートルだったという。同連盟は「気温は高かったが追い風に恵まれた。長い距離を乗り越えて戻ってくるハトにはただただ感動します」と話した。

 ●ツバメは川棚署に営巣 「幸せ運んで」

 南国で冬を過ごし、川棚署にやってきたツバメは、高さ約10メートルの天井近くの外壁に巣を作り、3羽のひなに親が餌をせっせと運ぶ。少なくとも5年前から毎年巣をつくっているという。署の女性職員(49)は「チュチュと鳴いてかわいい。来客する人もツバメを見て帰りますよ」と笑顔。飛ぶ練習を繰り返すひなが巣立つと一家で旅立つ。

 今春着任した渡邊哲伸副署長は「本年度は昨年度に比べ、交通事故や刑法犯認知件数も低い。ツバメから管内に幸せを運んでもらえたら」と温かく見守っている。

=2018/05/25付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]