【長崎】伝統のシバヤギ飼育 普及を 27日長崎市で子ヤギ交換会 出津まちづくり協 除草などに活用

長崎市出津地区で飼育されているシバヤギ。イノシシが近寄らない効果もあるという
長崎市出津地区で飼育されているシバヤギ。イノシシが近寄らない効果もあるという
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 耕作放棄地の除草やイノシシ対策にシバヤギを活用する「長崎市出津地区まちづくり協議会」(杉山和利会長)は27日、現地で子ヤギの交換会を開く。近親交配を避けるのが狙い。ヤギを既に飼育しており他の飼育者と交換したい人や、新たにヤギを飼育したい人などが対象。協議会は「飼育する仲間を増やしたい」としている。

 シバヤギのルーツは定かではないが、大陸からもたらされたものが西彼杵半島西岸や五島列島に根付いたとされる。特に潜伏キリシタン集落の出津地区などは平地が少なく、田畑の収量確保のためふんを堆肥にしたほか食用としても活用。現在は8戸が約30頭を飼育している。

 協議会は2015年に発足。サツマイモやソバの栽培、そば打ちなどを通じた地域おこしに取り組み、16年からはシバヤギに着目。伝統の継承と実用を兼ねた子ヤギの交換会に加え、人工授精や角の処理を学ぶ交流会も開く。愛好家や研究者が集う全国ヤギサミットにも参加している。

 交換会は午後1時から、長崎市西出津町駐車場横の広場で。参加無料。獣医師による飼育相談もある。交換希望者は事前に事務局=0959(25)0598=に申し込む。

=2018/05/25付 西日本新聞朝刊=

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