【山口】クロツラヘラサギの国内初保護施設開所 きらら浜自然観察公園

「保護・リハビリセンター」で飼育中のクロツラヘラサギ2羽
「保護・リハビリセンター」で飼育中のクロツラヘラサギ2羽
写真を見る

 絶滅危惧種の渡り鳥クロツラヘラサギを保護する国内初の施設「日本クロツラヘラサギ保護・リハビリセンター」が11月24日、山口市阿知須の山口県立きらら浜自然観察公園に開所した。潮の干満で施設内に海水が出入りし、自然とほぼ同じ環境で生活できる。

 クロツラヘラサギはトキ科の水鳥。全長約75センチ、全身白い毛で覆われ、黒い顔とへら状のくちばしが特徴。朝鮮半島や中国で繁殖し、同県や九州などで越冬する。公園の指定管理者「NPO法人野鳥やまぐち」が、傷を負った個体の保護やリハビリを目的に、約8ヘクタールの干潟に縦16メートル、横20メートル、高さ3メートルの金網ケージを設置した。

 捕食の際に釣り糸が絡まったり、負傷したりしたクロツラヘラサギを受け入れ、獣医師らが治療。野生復帰を目指す。現在は朝鮮大学校(東京都)から借り受けた2羽を飼育中。原田量介園長は「傷病鳥の癒やしの場だけでなく、自然保護や環境問題を考える場になってほしい」と話した。月曜休園。野鳥やまぐち=0836(66)2030。

=2018/12/01付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]