『吹奏楽の神様 屋比久勲を見つめて』  山崎正彦 著  (スタイルノート・2160円)

『吹奏楽の神様 屋比久勲を見つめて』  山崎正彦 著  (スタイルノート・2160円)
『吹奏楽の神様 屋比久勲を見つめて』  山崎正彦 著  (スタイルノート・2160円)
写真を見る

 屋比久勲は、吹奏楽の世界で“神様”の異名をとる。沖縄、福岡、鹿児島で指導した中学~大学の吹奏楽部を短期間で全国大会へと導き、優秀な成績を獲得させてきたからだ。現在教えている九州情報大(福岡県太宰府市)の吹奏楽部も、実質的な活動開始から2年で全国大会出場を果たした。著者は5年間、屋比久を取材し、その指導の秘密を探った。

 「しからない先生」として知られる屋比久は、演奏がうまくいかなくても怒鳴ることはない。真剣な表情でじっと生徒や学生の顔を見つめる。そうすることで自分で考えるようになるという。子どもの力を引き出す教育論としても読める。


=2017/11/19付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]