『子どもたちの問題 家族の力』  内田良介 著  (石風社・2160円)

『子どもたちの問題 家族の力』  内田良介 著  (石風社・2160円)
『子どもたちの問題 家族の力』  内田良介 著  (石風社・2160円)
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 〈子どもたちはみんな不思議なアンテナを持っている(略)子どもたちをいくら巧妙に言い含めたとしても、子どもたち自身がそれを受け入れたとしても、そのアンテナは無意識の底で「ちがう」と囁(ささや)く(略)それが「問題行動」と呼ばれる行為の大部分である〉。九州のある県の児童相談所に勤務した後、スクールカウンセラーになった著者はこんな「子ども観」を抱く。子どもを保護するだけでは問題解決にならないと、家族療法を行う家族心理士の資格を取得。不登校や非行、発達障害といった子どもの問題を家族の課題ととらえ、向きあってきた。エッセー風の文章で本書につづったその体験は示唆に富む。

=2018/06/23付 西日本新聞朝刊=

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