『〈新しき村〉100年』  南邦和 著  (鉱脈社・2160円)

『〈新しき村〉100年』  南邦和 著  (鉱脈社・2160円)
『〈新しき村〉100年』  南邦和 著  (鉱脈社・2160円)
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 宮崎市在住で詩人の著者が、武者小路実篤によって宮崎県木城町に開かれ、昨年創設100年を迎えた人類共生の理想郷「新しき村」の軌跡をルポルタージュ形式で追った。村の誕生から、実篤の文学観や理念、宮崎と埼玉県毛呂山町にできた二つの村の盛衰、宮崎の村を守った杉山正雄、房子夫妻になどついて、自らの村との交流史を交えて描く。著者は、100年たってなお建築し続けるスペイン・バルセロナのサグラダファミリア聖堂に村を重ね、「『百年』は…まだ“途上”」と人口減や高齢化の問題を抱える新しき村の再生も展望する。

=2019/01/05付 西日本新聞朝刊=

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