『ばぁばの巻き寿司』  作 佐藤剛史  (書肆侃侃房・1296円)

『ばぁばの巻き寿司』  作 佐藤剛史  (書肆侃侃房・1296円)
『ばぁばの巻き寿司』  作 佐藤剛史  (書肆侃侃房・1296円)
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 高速バスとJRを乗り継いでやってくるばぁば。幼稚園の運動会の朝は早起きして、巻き寿司(ずし)を作ってくれた。ばぁばは、僕が高校生の頃に病気になった。見舞いに行くと、やせて細って小さくなっていた。テーブルの上には巻き寿司。2カ月後、ばぁばは亡くなった…。祖母の手作り巻き寿司の思い出をつづる表題作など、家庭料理を巡る短編小説3編を収録。味の記憶が大切な人の思い出を呼び覚ます。著者は九州大助教。イラストはcurognac。

=2019/01/12付 西日本新聞朝刊=

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