『海耕記』  福田忠弘 著  (筑波書房・3024円)

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 原耕(1876~1933)は衆院議員を2期務めた鹿児島県出身の人物。鹿児島県・枕崎の開業医だったが、41歳のとき、なぜかカツオ漁に進出する。1927年、自ら漁船に乗り込み、現在のインドネシアやパラオの海域を調査。南洋での初の大規模操業を実現させた。しかし、33年、現在の貨幣価値にして約70億円をかけて、インドネシアのアンボン島で漁業基地を建設していた時、現地で病死する。南洋に壮大な夢を描いた原。その生涯を鹿児島県立短大教授の著者が調べ上げ、光を当てている。現地では原が伝えた漁法が継承されているという。

=2019/03/16付 西日本新聞朝刊=

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