『ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。』  廣末登著  (新潮社・1404円)

 特定危険指定暴力団工藤会系元幹部の男性は恐喝未遂などの容疑で逮捕されて服役した際、暴力団から離脱。出所後、うどん店を開こうとする。だが、暴力団排除条例により、離脱後5年間は銀行口座がつくれず、店舗の賃貸契約もできない。それでも知人や商店街の人々の協力を得て開業にこぎつける。著者は元暴力団員の更生を支援する福岡市出身の犯罪社会学者。元幹部への聞き書きを通して、更生を巡る課題を示している。

=2018/12/15付 西日本新聞朝刊=

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