首藤・延岡市長 経験まとめ本出版 「政治考えるきっかけに」

出版した著書を手にする首藤市長
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 宮崎県延岡市の首藤正治市長(62)が3期12年間の市長経験をまとめた著書「君、市長にならないか? 地域経営現場からの地方創生論」=写真=(鉱脈社、税込み1620円)を出版した。2月の任期満了で退くことを表明している首藤市長。12年にわたる経験や仕事への思いなどをつづっている。

 出版の背景には、政治への無関心層が増えている危機感があったという。「政治が地域や国をつくっているのは間違いなく、すなわち関心の低下は地域や国の衰退につながるものだ」。だからこそ、自分自身の経験を語ることで、特に若い人たちが政治を考えるきっかけになればと執筆を決意した、と明かす。

 著書では、就任からこれまでの苦労や成果を紹介。毎月1回のペースで職員向けに書いたメッセージにも触れながら、民間出身首長ならではの経営感覚を市役所に浸透させていった経緯などを説明している。

 また「市民全体の幸せのために働く市長として多様な視座に身を置くことができたことで、自分の世界観が広がったことは幸せだった」と振り返り、次の言葉で結んでいる。「君、市長にならないか? 『こんな街にしたい』という志を、君の手で現実のものにしないか?」


=2018/01/12付 西日本新聞朝刊=

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