小倉北区出身の佐々木衛さん 赤穂浪士生き残り 小説に

「たくさんの人に読んでほしい」と語る佐々木衛さん
「たくさんの人に読んでほしい」と語る佐々木衛さん
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 北九州市出身の佐々木衛(まもる)さん(69)=本名金子明、さいたま市在住=が、赤穂浪士の討ち入り後を描いた時代小説「石州法正寺坂(せきしゅうほっしょうじざか)の決闘」(ハーベスト出版)を出版した。

 佐々木さんは中学1年まで小倉北区で過ごした。作家の故松本清張さんが通った旧天神島小の出身で「小倉で過ごした少年時代が小説に親しむ土台をつくってくれた」と振り返る。20代の一時期、東京福岡県人会に勤め、合唱組曲「北九州」を作詞した劇作家の故栗原一登さんにインタビューしたことも。会社員生活の傍ら、趣味で小説を書いてきた。

 2作目となる今作は、江戸時代の島根を舞台にした長編。赤穂浪士唯一の生き残り、寺坂吉右衛門が大石内蔵助の密命を果たすため、生き抜く姿を描く。「裏切り者とみられがちな吉右衛門だが、仲間の名誉を伝え続けるために生き続けたのだと思う。信念を持った男の生きざまを読んでほしい」と語る。

 現在は母をモデルにした物語を構想しており「小倉を舞台にした小説も書きたい」と意気込んでいる。同作は上下巻各1728円。ハーベスト出版=0852(36)9059。

=2018/03/06付 西日本新聞朝刊=

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