人生たどる「はがき随筆集」出版 宮若市の有水さんと金澤さん エッセーや俳句に写真を添え

はがき随筆集を出版した有水さん(右)と金澤さん
はがき随筆集を出版した有水さん(右)と金澤さん
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 ともに宮若市宮田の元幼稚園教諭、有水洋子さん(86)と元小学校教師の金澤啓さん(81)がはがき随筆集「ほつほつたどる」を出版した。過去に写真と文章で編んだ写文集2冊を出した金澤さんが発案し、有水さんのエッセーや俳句を主に、金澤さんの写真を挿絵風に配して構成。全50編を収めている。

 冒頭の「発刊に寄せて」で、有水さんは「精一杯(いっぱい)生きた八十五年の歴史を人生の証(あかし)として、活字に残そうと決めました」と記す。58歳で退職後、全国紙に「はがき随筆」を投稿するなど文章をつづってきた。

 「ほつほつたどる」には「ぼつぼつと人生を振り返り、ぼつぼつと歩んでいく」の意を込めた。日常の暮らしや社会の事象、自然の風物を鋭敏で繊細な感性で捉える有水さんの過去と現在と未来をつなぐ1冊だ。

 文章に添える写真50枚を、撮りためた作品の中から選んだ金澤さんは「作業に1年半かかった」と言う。「有水さんの感性に共鳴した。多くの皆さんに読んでほしい」。出来上がった本を手に、有水さんは「写真があってこその文章。ものすごく充実感を感じる」と話す。

 福岡市の海鳥社から出版。200部を制作し、宮若市内の書店などで販売するほか、市立図書館に寄贈する。2160円(税込み)。

=2018/09/12付 西日本新聞朝刊=

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