うきは舞台に短編映画 「愛」テーマ、オランダのマルテスさん 世界の映画祭に出品予定

馬場亮子さん(右)の案内で吉井の町を歩くシルヴィア・マルテスさん
馬場亮子さん(右)の案内で吉井の町を歩くシルヴィア・マルテスさん
写真を見る

 オランダの女性映像作家、シルヴィア・マルテスさんが、うきは市を舞台にした短編映画の製作に取り組んでいる。6月下旬の完成予定で、同市での試写会の後、世界各地の映画祭に出品する考えという。

 映画製作はオランダ政府とうきは市の連携による「アーティストインレジデンス事業」の一環。オランダの文化財団が募集したアーティストを資金援助し、受け入れ先の同市は住居提供などで協力する。

 マルテスさんはアムステルダムの芸術系大学「リートフェルト・アカデミー」で映像を学び、現在は主に短編映画の製作を手掛けている。同事業の応募者30人の中から、ただ1人選ばれた。来日は2年前の東京に続き2度目という。

 同市吉井町の古民家に4月1日から約3カ月間滞在し、3月まで市の地域おこし協力隊員で、英語に堪能な馬場亮子さんのサポートを受けながら活動。来日前から設定していたという「愛」をテーマに、うきはの人々の暮らしや山里の風景などの撮影を進めている。

 うきは市について「小さな町なのに、専門的な分野で研さんを積んでいる人が多いのに驚く。住民の懐の深さ、おおらかさを感じている。日本に恋しました」と感想。「ドキュメンタリーにファンタジーな要素を加えた、重層的で実験的な作品に仕上げたい」と笑顔を見せる。

 馬場さんは「彼女の視点は、われわれが気付かないことも多く新鮮。作品をみて海外から訪れる人が増えればうれしい」と期待していた。


=2017/05/14付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]