北九ロケ 過去最多44本 17年度 経済効果5億2000万円

 映画やテレビドラマのロケを誘致する「北九州フィルム・コミッション(FC)」は27日、2017年度に市内で撮影された作品が過去最多の44本に上ったと発表した。これまで最多だった16年度の35本を9本上回った。撮影隊とエキストラの市内での消費による経済波及効果は約5億2千万円に達し、16年度の約4億円を大きく上回った。

 内訳は映画11本、ドラマ13本、CMなど20本。2015年度から本格的に取り組み始めた海外作品の誘致は、16年度と同じ12本だった。14年度までは数年間に1本程度だったが、15年度以降は毎年度10本以上を誘致するなど実績を積み重ねている。17年度はタイの映画誘致にも初めて成功し、タイ国内で大ヒットした。

 市関係者によると、北九州FCの強みは「他都市にはできない、町ぐるみの大規模なロケ」という。羽住英一郎監督が手掛けた映画「OVER DRIVE」では、門司港レトロ地区周辺の国道198号などを約200メートルに渡り、約4時間交通規制。県警などと協議を重ね、公道でレース車を走らせる前代未聞のシーンの撮影が可能になった。

 17年度はエキストラの参加人数も8260人(16年度7903人)とな
り、過去最多。市内での撮影日数も延べ183日と最高記録を更新した。

 市広報室に「イメージアップ班」が設けられた1989年以降、数々のロケ誘致に成功する北九州FC。「海外の作品もここ数年、安定して誘致できている。映画といえば北九州というイメージをさらに浸透させたい」と市関係者は力を込めた。 

=2018/06/28付 西日本新聞朝刊=

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