口福たまご 映画“出演” 島原市・松本ポートリー販売 「食べる女」 女優陣が卵かけご飯

映画「食べる女」のポスターの前で「口福たまご」を手にする松本秀之代表
映画「食べる女」のポスターの前で「口福たまご」を手にする松本秀之代表
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 島原市有明町大三東の養鶏業松本ポートリー(松本秀之代表)の販売ブランド・たまらん堂が扱う高級卵「口福(こうふく)たまご」が、全国公開中の映画「食べる女」の劇中とポスターで使われている。物語を締めくくるシーンで女優陣がいただく「卵かけご飯」としてスクリーンに登場。オレンジ色の濃厚な黄身が、演出に一役買っている。

 同社3代目の松本代表(66)は「特売品ではなく、おいしさで喜んでもらえる卵を作りたい」と卵のブランド化に取り組んできた。試行錯誤の末、魚粉や漢方素材など吟味した78種以上の餌や雲仙の水を生まれたてのひなから与え、健康な鶏を育成。通常の8割ほどの密度でゲージ飼育し、ストレスを減らしている。

 最高級の口福たまごは1パック10個入り(3千円)と高価ながら、首都圏や京阪神、福岡市・天神の岩田屋本店などの百貨店や通信販売で売り上げを伸ばしている。黄身は濃厚。老化防止に有効とされるポリフェノールを含む。高級フレンチレストランの運営会社の役員兼シェフが「こんな卵は食べたことがない」とうなったそうだ。

 「食べる女」(生野慈朗監督、PG12)は、脚本家で小説家の筒井ともみさんが企画、原作、脚本、プロデュースを担当。さまざまな悩みを持つ女性たちがおいしい食べ物で元気を出し、いい恋愛でパートナーの男性も磨き、自分らしい人生を歩もうとする姿を描いた。

 この映画の製作関係者に、松本さんの知人が口福たまごを贈っていたことをきっかけに、卵の良さが認められ採用された。エンドロールの直前、小泉今日子さんや沢尻エリカさんら女優陣が卵かけご飯で一日の疲れを癒やし、明日への英気を養う締めくくりの場面で使用。割った卵から黄身と白身が落ちる図柄のポスターは主役級の扱いだ。

 筒井さんは「この卵の黄身の色味と弾力感の強さは、映画的に見栄えします」と評価。松本さんは「半世紀、まじめに卵を作ってきたことへのご褒美というか、感無量です。生産数を増やし、多くの人に届けたい」と話した。松本ポートリー=0957(68)1365。

=2018/10/11付 西日本新聞朝刊=

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