福島第1原発事故… 苦難の道歩む飯舘村 映画で知る 16日、粕屋町で

 東京電力福島第1原発の事故後、苦難の道を歩む人たちの姿を記録したドキュメンタリー映画「奪われた村 避難5年目の飯舘村民」(2016年、64分、豊田直巳監督)の上映会が16日午後2時半、粕屋町駕与丁のサンレイクかすや多目的ホールである。500円(高校生以下無料)。

 映画は、原発事故によって奪われた日常がいかに大事なものだったのか、被害がどれだけ甚大だったのかを、フォトジャーナリストの豊田監督が福島県飯舘村の村民たちの姿を通して浮き彫りにしている。

 上映会は「『原発なくそう!九州玄海訴訟』かすや原告の会」の会員らで実行委員会をつくり、半年前から準備をしてきた。2月25日には、メンバー約20人がJR長者原駅で通学や通勤途中の人たちにチラシを配り、観賞を呼びかけた。

 実行委事務局を務める岩渕馨さん(48)は福島県浪江町出身。事故後、父親の出身地の横浜市に避難した後、15年から仕事の都合で粕屋町に住んでいる。「故郷が失われてしまう原発事故の実像を広く知ってほしい」と話している。

 上映会場では豊田監督の写真展「フクシマの7年間~尊厳の記録と記憶」も開かれる(午後1時~同5時)。上映後は九州避難者訴訟原告団長の金本友孝さんが「避難者の8年」と題して講演する。

=2019/03/11付 西日本新聞朝刊=

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