「前へ前へ」の気持ち 忘れずに 映画「覆面系ノイズ」主演 中条 あやみさん

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 モデルや女優として活躍し、CMでもおなじみの中条あやみさんが主演する映画「覆面系ノイズ」が25日公開されます。高校生バンドの恋愛模様を描いた人気漫画の実写版。中条さんは人々を魅了するボーカル・有栖川仁乃(ニノ)の役で、か細い体からは想像できないほど力強い歌声を披露しています。

 -中条さんが歌う姿はあまり見たことがないので、ボーカル役と聞いて驚きましたよ。

 ★中条 もともと人前で歌うのが恥ずかしくて、カラオケに誘われても断ったり、行っても歌わずに掛け声だけだったりするタイプでした。踊りも苦手だったのですが、19歳だった去年、両方やることになり、大人になるための修業みたいな感覚でした。でも、「チア☆ダン」で踊りをやってみると楽しかったので、今回もきっと役を通して好きになれるかもしれないって思いました。(撮影後は)自分からカラオケに誘うようになりました(笑)

 -劇中と同様、ボイストレーニングに励んだそうですね。

 ★中条 (撮影の)3カ月ぐらい前から始めて、「ジョギングや腹筋をしながら歌うと良いよ」と言われたので、家の周りを走りながら歌っていました。

 -つらくなかった?

 ★中条 どんどん自分の声が良くなっていくのが分かったし、新しい発見もたくさんあって楽しかったので、嫌だなってことはなかったんですけど、ライブシーンや人前で歌うときは逃げたいって思うことはありましたよ。

 -「チア☆ダン」のダンスやCMのけん玉の練習と比べると?

 ★中条 うーん…どうだろう。ダンスは1日9時間ぐらい練習することもあったので肉体的にきつかった。けん玉は1週間ぐらいしか練習できなくて、CGで助けてくれると思って現場に行ったんですが結局、41テイクまで撮りました。

 -今作では、人気ロックバンド「MAN WITH A MISSION」が音楽監修・プロデュースとして参加しましたね。

 ★中条 自分の一番高い声をベースに曲を作っていただいたので、力強さを出すのが難しかった。でも、ハイトーンだからこそ、はかない歌声の中にロックっぽさがあるんだなって思い、繊細ながらも強さを持ったニノに寄せていくように演じていきました。

 -初めてスタジオで歌う場面は、力強い表情が印象的でした。

 ★中条 ザ・ロックっていうテイストの曲で「前へ前へ」という気持ちで歌ったので、ちょっと攻めていて、自分でもあまり見たことがない顔をしてました。

 -作曲とギターを担当するユズ役の志尊淳さんたち共演者との関係はどうでしたか。

 ★中条 みんな年齢が近いし、(磯村勇斗さんが演じたドラムの)クロは、すべり芸でシーンという空気をつくって、みんながそれを笑い、高校生のようにワイワイしていました。みんなストイックに演奏の練習を頑張っていたので、私も精いっぱい歌わなきゃって思い、それが現場の雰囲気を良くしましたね。

 -劇中の覆面バンド「in NO hurry to shout;」(イノハリ)は実際にメジャーデビューするそうですね。

 ★中条 私自身ではなく、ニノやイノハリとして最初の一歩を踏み出せるのが良かったです。

 -10月の東京ガールズコレクション北九州に、モデルとして出演してどうでしたか。

 ★中条 東京も盛り上がるんですけど、北九州も負けていないというか、むしろ、より盛り上がっているんじゃないかっていうぐらい歓声がすごい! バックステージで「私たちもテンション上がるね」「パワーをもらって帰るね」って話していました。

 -活動の幅が広がり、出演作も続きます。将来は?

 ★中条 私は好奇心はあるので何でも楽しめちゃうタイプ。演技の仕事も楽しい。「前へ前へ」という気持ちを忘れず、ニノみたいになりたいと思っています。

 ▼なかじょう・あやみ 1997年2月4日生まれ。大阪府出身。2011年に雑誌「Seventeen」の専属モデルとしてデビュー。主な出演映画は「劇場版 零~ゼロ~」「セトウツミ」「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」。18年には主演作「3D彼女 リアルガール」が公開される。


=2017/11/19付 西日本新聞朝刊=

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