仲間、ファンの気持ちも全国へ メジャーデビュー果たした福岡の3人組バンド ミサンガ

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 九州で活動する福岡の3人組バンド「ミサンガ」が7日にメジャーデビューしました。大学時代の音楽サークル仲間で結成して今年で12年目。認知症の祖母に送った歌「はじめまして、ばぁちゃん。」が大きな反響を呼び「今年の紅白歌合戦出場も夢じゃない」と意気込んでいます。

【動画】「はじめまして、ばぁちゃん。」のミュージックビデオ

 -メジャーデビューおめでとうございます。

 ★高尾 不器用なりに一生懸命歩いてきて、失敗してはやり直しての繰り返しであっという間でした。この3人じゃないとやってこられなかったなと思います。

 -大学のサークル仲間だそうですが、以前から音楽を?

 ★高島 中学からです。でもその頃はビジュアル系バンドがはやってて、文化祭でエレキギター持って出たのが初舞台。化粧はさすがにしてませんでした(笑)。

 ★佐藤 中学の友達がギターを弾いてて、そのお父さんから「2人で地元の餅つき大会で歌え」って言われたのがきっかけでゆずさんの曲を練習し始めました。

 ★高尾 高校受験前に楽器店の人がすすめてくれたヤマハのギターを買いました。ゆずさんが使ってるって言われて「へー!そうなんだ」と思って。実際はまりこんだのは高校から。

 -ゆずが好きだったんですね。

 ★佐藤 アコギを弾いてる人たちが好きでした。全世代に聞きやすい音だと思います。

 ★高島 エレキギターの電子音と違って、アコースティックギターやジャンベ(太鼓)は生の音で温かい。

 ★高尾 アコースティックは言葉を伝えやすい形態ですね。

 -ライブに来ているお客さんの年齢層も幅広いです。

 ★佐藤 親子など小さいお子さんから年配の方までいるので、たまに観客が内輪の親戚ばかりではないかと勘違いされます。親戚誰もいませんけどね(笑)。いろんな方に聞いてもらえてうれしいです。

 -今までで一番印象に残っていることは。

 ★高島 結成当初のイベントでライブをしたとき、お客さんがゼロだったことです。

 ★高尾 「今日はただの練習やったな~」って言いながら帰ったよね。誰か聞いてるわけでもなく警備員さんがいただけで。

 ★佐藤 簡単には足を止めてもらえないんだって現実にぶつかった。その悔しさやむなしさをばねにして次こそ頑張ろうと思ったので、今となっては逆に良い思い出です。

 -4曲入りデビューシングルはどんな仕上がりに?

 ★高尾 メインとなる「はじめまして、ばぁちゃん。」や、結成してすぐ作った「ありがとう」などミサンガを知らない人にも「僕たちこんなアーティストです」ってわかる内容になってます。

 -ジャケットはお笑いコンビ・麒麟(きりん)の川島明さんが手がけたそうですね。

 ★高尾 川島さんはもともとおばあちゃん子みたいで、この曲を耳にしてくれてぜひ描かせてほしいと言ってくださいました。

 ★佐藤 すごくあったかくてかわいい。僕らが思ってた通りのイメージです。

 -これから全国へ活動範囲が広がります。

 ★高島 長年のファンはさみしいなって思う人もいるかもしれないけど、ミサンガの曲を九州以外の人にも聞いてもらいたいなっていう思いを持ってもらえたらうれしいです。

 ★佐藤 3人でメジャーデビューするというより、長崎の路上で一緒に音楽をやってた仲間とか先輩、応援してくださってるファンのみなさんの気持ちも一緒に持っていきたい。アコースティック編成が好きでやってるので、初心者がアコギを弾いてみたいと思ってもらえるバンドになりたい。

 ★高尾 ここまできたらもうやるしかないなって気持ちが一番です。飾っても飾りきれないんですよ僕らって。だから変に気取ったようなのじゃなくて、思ったことを素直に歌詞にしていきたいです。

 ▼ミサンガ ギター・コーラス高尾和行(33)=福岡県宗像市、写真左=とボーカル・ジャンベ佐藤裕亮(33)=長崎市、写真中央=、ギター・コーラス高島直也(33)=福岡県宗像市。2006年に結成、09年に西日本新聞社の音楽レーベルNNPからCDデビューし、7日によしもとミュージックエンタテインメントからメジャーデビューした。

=2018/02/18付 西日本新聞朝刊=

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