元KARAの知英、怪優相手に仰天の演技 変顔も辞さないコメディエンヌに

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 磨けば美人なのに超地味なOLがひょんなことからワンマンなエロ社長と体が入れ替わる。俳優知英さんが長編映画初主演作品「レオン」で竹中直人さんを相手にそんな「スイッチ2役」を演じ、はじけた芝居を見せています。母国韓国では時代の先端を駆け抜けたアイドルは意外にも変顔も辞さないコメディエンヌでした。

 -ベッドに横たわる竹中さんの体の上にあおむけで乗ったりして仰天の演技の連続でした。

 ★知英 私が演じた小鳥遊玲音(たかなし・れおん)と竹中さんの朝比奈玲男の体が入れ替わって「どうやったら元に戻れるんだ」と必死になっているシーンですね。一生の思い出になりました。

 -男性役は難しかったのでは?

 ★知英 こんなに個性の強いキャラクターは初めてです。クランクインの前に竹中さんが以前出演された映像を何度も見て、男性のしぐさ、声を研究して本(台本)読みをしっかりしました。

 -竹中さんは怪優ですしね。

 ★知英 この映画の話が来たときは相手が誰だろうと一番気になって、竹中さんと一緒にやれると聞いてすごくうれしかった。いろんな役をこなす好きな俳優さんだから。いざ演じるとなると難しくて葛藤もありました。でも、まねするのは違う、知英らしい朝比奈を作ろうと監督やスタッフと話しました。

 -竹中さんから助言は?

 ★知英 言葉ではなく、私のせりふを読んだり実際に動いて演技を見せたりして最高のアドバイスでした。男になるのは「俺は…だぞ」「おまえは…」と自分では使ったことのない言葉だったから逆に覚えやすかったし男っぽくやるのは楽な面もありました。体が入れ変わった直後に髪の毛や体を触って「俺はどうなってんだ」と叫ぶシーンから物語が本格的に始まるので、そこはこだわりました。注目してください。

 -念願のコメディー出演です。

 ★知英 女優デビューして以来、言い続けてましたからね。まさか長編映画の主役をやれるとは思わなかった。コメディーって笑わせようとするんじゃなくて自分が楽しいと思わないといけないんですね。竹中さんが相手だったから何でもこなせたような気がします。思い切り変顔もできたし。

 体の入れ替わりはもちろん、入れ替わることによって自分の知らなかった部分を気付く面白さもあるし、小鳥遊と朝比奈が実は…ネタバレになるので言えないけれど、最後の落ちが感動的です。

 -知英さん自身、小鳥遊と似ているところは?

 ★知英 全くありません。小鳥遊は賢くて経理が得意。私は数学は…それに、私が演じたのは体が入れ替わる前の小鳥遊。自分に自信がなく、まだ自分の魅力に気付いていない時でしたから。私ははっきり意見を伝えます。小鳥遊みたいにモゾモゾ言ったりしない。

 -日本語のほか英語も中国語も話せるとか。語学学習のこつは?

 ★知英 日本語は7年前、グループ(KARA)時代に始めました。最初は日本人の先生に付いていましたが、忙しくなってレッスンが受けられなくなった後は日本の映画やドラマを見ながら独学で。こつはあまり勉強だと思わないでやることですね。

 -もし体が入れ替わるとしたら誰になりたい?

 ★知英 うーん…オードリー・ヘプバーン。美しいし品があるから大好きです。

 -最近出演したテレビドラマ「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」でも1人7役を演じ分けました。これからはどんな役をしたいですか?

 ★知英 目指すのは、一つの枠に捕らわれない女優です。いろんな役をやってみたい。サスペンスもコメディーもやったし、強いて言えばラブストーリーかな。

 -「冬のソナタ」のような純愛?

 ★知英 はい。

 -猫が好きだそうですね。

 ★知英 家で2匹飼っています。名前はレオンとニニ。ニニは私が22歳の時に来た子だから。レオン君は顔を見てあっレオンと思って名前を付けました。だから、今回の映画のオファーが来たときは本当にびっくりしました。

 ▼ジヨン 1994年生まれ、韓国坡州(パジュ)市出身。K-POPブームを作った女性アイドルグループ「KARA」の元メンバー。2014年から拠点を日本に移し女優活動を開始。テレビドラマ初主演となった17~18年放送の「オーファン・ブラック」でも竹中直人と共演。歌手活動ではJYを名乗り、28日に新曲「星が降る前に」をリリース予定。

=2018/03/04付 西日本新聞朝刊=

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