ファンキー加藤、ポジティブな歌詞に葛藤も…迷いがなくなる瞬間とは

写真を見る
写真を見る

 元FUNKY MONKEY BABYS(ファンモン)で現在ソロ活動中のファンキー加藤さんが3rdアルバム「今日の詩(うた)」をリリースしました。いつもポジティブな曲を歌っているファンキー加藤さんですが実は迷いながら、葛藤しながら歌を作り続けているという意外な一面もありました。

 -いろんなタイプの曲がそろいました。

 ★加藤 普段からヒップホップやロック、歌謡曲とかを聞いて、雑食な日々を送ってるんです。今回はブルースがあればEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)もあり、バラードやロックもある。いろいろあるのでレコーディングも楽しかった。みなさんの「今日」という日にぴったりはまる歌があると思います。

 -「冷めた牛丼をほおばって」のMVでは地元八王子から東京ドームまで走ってますね。

 ★加藤 僕はどちらかといえば短距離走の方が得意だったので、最初にその話が出た時は必死に他の案を提案しました。だけどやらざるを得ない状況になって死ぬ気で走った。もう二度とやらないですね、人生で唯一のフルマラソンですよ(笑)。

 -この曲では夢を追い続ける大切さを歌っています。

 ★加藤 デビュー前の頃を思い出して書きました。20代後半になって親や親戚から「おまえいつまで夢追っかけてんだ」って言われてた。ずるずるやるのも良くないので期限は設けましたよ。その後ファンモンを結成して、全力でやってだめだったら諦めようって思ってたけど2006年にデビューできた。

 -ソロではファンモン時代とひと味違う曲を作りたいとは?

 ★加藤 最初はスタイル変えた方がいいかなって思っていろいろ試してみたけど、どれもしっくりこなくて。解散はDJケミカルが住職になったからでよく言われる音楽の方向性の違いというわけでもなかったのでこのスタイルでいこうと思ってます。

 -これからも前向きな歌を歌うということ?

 ★加藤 そうです。いろいろあるけど前向いて頑張ろうよって。ポジティブなメッセージを暑苦しいくらい注ぎ込みたい。

 -前から思っていたのですが、ファンキー加藤さん自身も普段からポジティブなんですか?

 ★加藤 いや、そんなことないですよ。もっとポジティブに、もっと「ファンキーになりたい加藤」だと思うんですよね。人生ってこんなにうまく転がるかな、きれい事じゃないかなと疑問を抱いたまま歌詞を書くこともあるけど、ライブでお客さんと一緒に歌うとちょっと迷いがあった歌が何の混じりっけもない本当の応援ソングになってるんです。その瞬間を今でも信じています。

 -ステージでは激しく動くことが多いですよね。正直疲れたりしませんか?

 ★加藤 もう大暴れしてめちゃ疲れますよ。最初にこのスタイルでやり始めたの後悔したことありますもん。でもこれが維持できなくなったら引退ですよ。最後まで貫き通さなきゃと思ってます。気持ちはプロレスラー魂で(笑)。

 -プロレスが好きなんですか。

 ★加藤 小中学生の時にちょっといじめられっ子だった時期があって、プロレスを見るようになって救われた。強さにあこがれて筋トレを始めたりして。中学生の頃の夢はプロレスラーかミュージシャンの二択だった。

 -音楽では誰に救われた?

 ★加藤 例えば長渕剛さんとかブルーハーツとか尾崎豊さんとか。明日に希望を持てるような音楽をずっと聞いていました。

 -それが音楽活動の原体験に。

 ★加藤 僕の中の音楽って楽しいものでもあるしわくわくするものでもあるけどそれ以上に、頑張ろう、よし明日も生きていくぞって思えるようなものなんですよね。だからこれからもみなさんの心の中をプラスの感情で満たしていきたいと思います!

 ▼ふぁんきーかとう 1978年12月18日生まれ、東京都八王子市出身。2004年1月にFUNKY MONKEY BABYSを結成し、ボーカルとリーダーを務めた。13年6月にグループを解散、翌年「My VOICE」でソロデビューした。今年10月から新作ツアーを全国10カ所で開催。福岡公演は12月21日午後7時、福岡市民会館。

=2018/05/05付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]