HKT48 完走 39時間ぶっ続け 5周年特別記念公演

5周年記念特別公演で「手をつなぎながら」を歌った(前列左から)熊沢世莉奈、兒玉遥、村重杏奈らHKT48の1期生
5周年記念特別公演で「手をつなぎながら」を歌った(前列左から)熊沢世莉奈、兒玉遥、村重杏奈らHKT48の1期生
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 HKT48劇場公演のスタート5周年を祝う特別記念公演が26日、福岡市の西鉄ホールで開かれた。グループにとっても大きな節目となる今回は、25日午前6時から「サンキュー」にちなんだ39時間ぶっ続けのイベントを開催。活動拠点の西鉄ホールでは5年間で上演してきた6公演を全て行い、近隣の天神コア屋上でもトークやカラオケなどでファンを楽しませた。24日に出場歌手が発表されたNHK紅白歌合戦では2年ぶり2度目の選出はかなわなかったが、これまで支え続けてきたファンへの「サンキュー」をかみしめながら、次の5年へ向かって歩きだした。 (古川泰裕)

●16年は「初」の連続

 グループ史上最長となる39時間イベントの締めくくり。先陣を飾る1期生が、西鉄ホールのステージに飛び出した。懐かしい衣装に身を包み「手をつなぎながら」を歌い踊る。隣にいるのは、苦楽をともに乗り越えた仲間たち。手をつなぎ、目が合うと、自然と笑みがこぼれた。5年前、ホークスタウン内の旧HKT48劇場から21人でスタートしたが、いまや13人。少し広く感じるステージで力を振り絞った。

 オリジナルメンバーに続くのは、個性豊かな2期生。HKT48にとって絶対に欠かせない戦力に成長した15人が「PARTY!」のかけ声とともに1期生に負けじとホールを駆け回った。一人も欠けることなく4年目を迎えた3期生9人も、息の合った「微笑みポップコーン」を披露。今夏加入した4期生10人は、指原莉乃と多田愛佳の移籍組に松岡はならドラフト生と合体し、NMB48の人気曲「イビサガール」を「博多ガール」に替えて歌い、超満員のファンを沸かせた。

 拠点を西鉄ホールに移した2016年は、新居でのスタートにふさわしく「初」の連続だった。新潟で行われたAKB48選抜総選挙では、指原が前人未到の2連覇。兒玉遥は前年の雪辱を果たし、16位以内の選抜入りを果たした。そんな兒玉が守ってきたセンターには、8thシングル「最高かよ」で成長著しい松岡はなを抜てきし、9thシングルでは選抜を9人入れ替えるという大改革。夏のコンサートツアーでは若手25人のみで2公演をやってのけた。

 すでにメディアに引っ張りだこの指原をはじめ、メンバー個人も成長を重ねた。AKB48本隊でも最前線を走る宮脇咲良は、人気ドラマのスピンオフ作に出演。同じ1期生の若田部遥も、地元企業のCMに出演中だ。2期生でも、神志那結衣がドラマ「キャバすか学園」にレギュラー出演し、井上由莉耶がグラビアなどで活躍。田中優香は漫画誌で表紙を飾り、ドキュメンタリー映画で一躍ヒロインとなった上野遥は、劇場で重ねた努力を来年3月から博多座で上演される舞台へとつなげてみせた。

●紅白落選「悔しい」

 全てはグループとメンバーの未来のため。挑戦の1年を終えようとしている53人に紅白歌合戦復帰の朗報は届かず、兒玉遥は「私は悔しい」と声を震わせたが、5年分の汗と涙は無駄にならない。「みなさんと一緒に、今日から新たなスタートを切りたい」と兒玉。苦境の中でも、前を向くエースの決意は揺るぎない。悔しさを力に変えて駆ける日々が、さらなる躍進を呼ぶはずだ。

 年明けの2月15日に、9thシングル「バグっていいじゃん」が発売される。節目の5年を超えて新時代へ-。未知への挑戦を続けた先に、きっと夢の舞台が待っている。

=2016/11/27付 西日本スポーツ=

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