上野遥 舞台初挑戦 熱血!ブラバン少女。来月4日から博多座で上演 “劇場の女神”演技っていいな

3月4日から博多座で上演される「熱血!ブラバン少女」に出演するHKT48の上野遥
3月4日から博多座で上演される「熱血!ブラバン少女」に出演するHKT48の上野遥
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●特別版 月イチ活動報告

 今月の「HKT48月イチ活動報告」は、異例の「月2回掲載」。今回は特別版として、初舞台に挑む“劇場の女神”の特集をお届けする。クラシックとしては異例の大ヒット作となった、精華女子高校吹奏楽部(福岡市)の演奏CD。それを基にした舞台「熱血!ブラバン少女。」が、来月4日から福岡市の博多座で上演される。博多華丸演じる熱血指導者の下、全国大会を目指す吹奏楽部の姿を描いた青春活劇。その舞台に、吹奏楽部員役でHKT48から上野遥が抜てきされた。初めての本格的な演技の世界で奮闘しながら、自分に新たな可能性を見いだそうとしている。経験豊富な共演者に囲まれ、成長と変化のまっただ中にいる17歳の思いを聞いた。 (古川泰裕)

 -オファーを聞いた時期は。

 上野「AKB48グループの運動会(昨年8月)が終わった後です。尾崎さん(劇場支配人)に呼ばれて、オファーをいただいていると。まさか個人にとは思わないから『HKTすごい』と思ってたら、『上野に来てる』って言われて…。信じられなかったです。びっくりしました。シンプルにうれしかったですね(笑)」

 -題材が吹奏楽。

 「HKTのコンサートでブラスバンドをやったときは打楽器を担当してたので、どんなものかはイメージできたんですけど。実際弾くとなると難しいですね」

 -担当する楽器は。

 「ポスターではユーフォニアムですけど、クラリネットになりました。撮影のときから変わるかも、と言われてたんですけど、演出の関係でクラリネットに決まって、最初からクラリネットで練習してきました。この指を押したらこの音が出るっていうのがいっぱいで、覚えるのが大変」

 -音は最初から出た?

 「一発目から出たんですよ! 音だけは、ばっちりです(笑)。口の形とか合ってるって言われました。(クラリネットの)醍醐味(だいごみ)、みたいなところがあって練習中なんですけど、やっぱり精華さんなので難しいです」

 -練習はどのくらい?

 「去年の10月、11月くらいから。けいこが始まる前は、劇場公演の前とかリハーサルの間に練習してましたね。休みの日は、昼間に3時間くらい、夜は音を出さずに指だけ覚えたりしてましたね」

■表現に苦労も… 「華丸一座」は本当に楽しい現場

 -けいこはどう?

 「私が出る前にけいこが始まってたので、どういうものかを見て、自分の場面もやったんですけど…『大丈夫だったのかな?』って感じでした。ダメなところは言ってもらえるんです。(客席側に)お尻を向けちゃってたり、せりふ言ってたら横向いちゃってたり。声も、普段話してるくらいの大きさだと『小さい』って言われて、『そっか、大きくしないと!』って。先日、久しぶりのけいこで『声、出るようになってるよ』って言われて、泣きそうになりました」

 -役どころは。

 「(吹奏楽部員の)瓜生瑞帆です。瑞帆は、ちょっと変わってて。もちろん、吹奏楽は好きなんですよ。部員役の4人は仲が良くて、実力つけて全国に行きたいって熱い思いを持ってるんですけど、私だけ、ちょっと思考がずれてる(笑)。目的が違うというか、その理由があきれる、っていう感じなんですよ。ちょっとコミカル系ですね(笑)。あと、物事を割とストレートに言っちゃいます」

 -部員4人の中では、ツッコミを受ける方?

 「完全にそれです(笑)。思ってることをとどめられない、仲がいい子でも、思ったことがあったらバンって言っちゃう。割と子どもっぽいのかな? 私自身、グループでは年下の方だったので入り込みやすかったというか、4人の中では合ってると思いました」

 -「華丸一座」はどんな感じ?

 「みんな『本当に楽しい現場』『なかなかないよ、こんな楽しいところ』って言ってました。けっこう笑いが起きてます」

 -誰が面白い?

 「優さん(パラシュート部隊・斉藤優)もですけど、宇梶(剛士)さんとか、鳳(蘭)さんも面白い場面があります。面白すぎて、こらえられない(笑)」

 -悩むときもある?

 「あーっ、と思うときはあります。生徒役の4人の関係が難しくて。(演出の)G2さんのアドバイスを受けて、理解はしてるんですけど、表現に苦労してます」

■信じられなかった 悩んでいた時にびっくり“選出”

 -HKTのドキュメンタリー映画でフィーチャーされてから、大きな変化が。

 「映画で取り上げていただいて『良かった』ってなって、その後のAKB48選抜総選挙で絶対(80位以内に)入っておきたい、何か形に残したいと思ってたんですけど…入れなかったんです。速報で100位に入れたのは大きかったので、次のHKTのシングルでは、前よりはけっこういけるかなと思ってたんですけど、むしろ厳しかった。これからどうしていこう、高校3年生になるし…って悩んでた時に、ちょうどこの話が来て。捨てたもんじゃない、と」

 -指名されたことに対して。

 「メンバーが何十人といる中、選ばれたっていうのが…。誰も見ていないようなことでも、みんなが東京とかで頑張ってる分、できることをやっておこうって思ってずっとやってきたので…。ずっといた博多で、博多の物語に出られるっていうのが、誇らしいというか。やってきたことが間違いじゃなかったというか…本当に良かったなと思います」

 -演技に挑戦して。

 「以前も一応挑戦してたんですけど、『下手だ』って思ったんですよ。気持ちが切り替わったのは最近です。台本を読んで『このせりふはどう言おう』って考えるのがうれしかったり『こんなせりふ言ってみたかったな』っていう思いが出てきたりして。演技って、自分が思ってたよりいいなって。けいこが始まってからも恥ずかしさが大きかったんですけど、金子(昇)さんに『やることより、やらないことの方が恥ずかしい』って教えていただいて、そうだなって思ったので、できることは全部やろうっていう気持ちです」

 -ファンに向けて。

 「初演技、初舞台が博多座さん。『これくらいだろう』っていう想像を超えたいというか、思ってる以上のものをお届けしたいと思っています。『誰でも楽しめる感』が満載で、大人の方も生徒たちが頑張ってる姿にぐっと来ると思うし、吹奏楽目当てで来る方も、いろんな事情がありつつ全国を目指して頑張る姿にぐっと来ると思うので、ハラハラしながら『全国に行かせてあげたい』って思っていただけるようなものが、できたらいいなと思っています」


=2017/02/21付 西日本スポーツ=

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