HKTエース格の宮脇咲良、矢吹奈子が韓国“移籍” メンバー田中美久は「不思議な感覚…」

9月の活動を振り返ったHKT48の(左から)坂口理子、堺萌香、松田祐実、田中美久
9月の活動を振り返ったHKT48の(左から)坂口理子、堺萌香、松田祐実、田中美久
写真を見る

●月イチ活動報告

 秋風が吹き始めた9月。エース格として最前線を走り続けてきた宮脇咲良(20)と矢吹奈子(17)が、韓国で結成されたグループ専任のため、48グループの活動を2年半休止することが発表された。一方、じゃんけん大会では松田祐実(16)参加のユニットが頂点に立ち、冠番組企画の「お笑い」挑戦で頭角を現すメンバーも。7周年を控えて新たな岐路に立つHKT48の9月の出来事を、「新じゃんけん女王」の松田、坂口理子(24)、田中美久(17)、堺萌香(20)と振り返った。 (古川泰裕)

 -9月23日に行われたAKB48グループユニットじゃんけん大会で、松田祐実さんの「Fortune cherry」が優勝

 坂口「すごいわ」

 松田「りこぴさんが一番『おめでとう』って言ってくださいました」

 -「火の国熊本三銃士」は1回戦はシード、2回戦で敗戦

 美久「めっちゃ自信あったんですよ(笑)。『絶対優勝する』『勝っちゃうけど、ごめんね』みたいな感じだった。いつもは弱気なんですけど、その日は緊張もなくて、絶対勝つと思ってたんですよね。だけどあっさりと負けて(笑)」

 -衣装もクマさんでかわいらしかった

 美久「メンバー人気が高かった」

 -出す手は決めていた?

 美久「3日前くらいから決めてた。熊本だから(クマの)耳のグーを出そうかとも思ったんですけど、なーんか、かたくなに『パーを出せ』と指示があって(笑)。(ユニットの)3人でじゃんけんして、勝った人が本番やろうって決めたんですけど、勝ったんです。やっぱ『パーだわ』と思ったんですけど(本戦では)あっさり負けてしまって。結構パーで負けてる人が多くて、どうしよう、変えようかなと思ったんですけど、やっぱりダメでした。本当にショック(笑)」

 坂口「なんでそんなに自信があったのか(笑)」

 -「博多女子」は(朝長)美桜に勝負を任せた

 坂口「美桜ちゃんって、過去に本戦行ったことあるじゃないですか。自分でも『美桜じゃんけん強いから勝っちゃうよ』って言ってた(笑)。(冨吉)明日香も本戦に行ったことあるし、意外といけるんじゃないかと思ってたんですけど、予備戦で美桜ちゃんにじゃんけんさせたら本当に勝っちゃって。本戦でも1回勝ったから、次もいけると思ったら、あっさり負けました(笑)」

 -衣装もきらびやか

 坂口「みんな20歳過ぎてるから『大人っぽく』を第一条件に。個性も強くてバラバラだから『星座』に例えて。(茅野)しのぶさんが発案してくださって」

 -堺萌香さんが参加した「ずみいもだす」は初戦勝って、2回戦で…

 堺「私が負けました(笑)。結構適当だったんですよ、じゃんけんする人の決め方は。『いける』と思ったら行こう、みたいな。じゃあ2回目行くわって言って、行ったら負けました。直感で出したら、あいこで。その瞬間いろんな考えがよぎって、考えすぎました。『これ出したら相手はこっち出すかな』とか」

 坂口「衣装かわいかった」

 堺「耳ついてるんですよ。フィッティングするときに『ハイ』って渡されて『え、耳?』って。もう20歳だし、やばいんじゃないかと思ったんですけど、衣装さんに『頑張って作ったんだよ』って言われて、着けるしかないと(笑)」

 -靴も厚底

 堺「厚底と、首が絞まってないのと、スカートが膝上っていうのが絶対条件でした。小田(彩加)と私がちんちくりんだから、できるだけスタイルがよく見えるようにってことで」

 -本戦に出場して

 堺「じゃんけんの時に『ドン』って大きな効果音が鳴るじゃないですか。あれで心臓飛び出たかと思った(笑)。私はファンの時からテレビで見てた側だったから、これが本戦なんやって思いました。レフェリーのイジリー岡田さんも、緊張で見えてなかった」

 -「Fortune cherry」の松田さん。まさか優勝するとは

 坂口「何回勝ったの?」

 松田「予備戦を2回して、本戦でもシードじゃなかったので…」

 坂口「鳥肌立った」

 堺「1番多い回数(じゃんけん)やってるってことですよね。やばっ」

 松田「びっくりしました」

 -本当にびっくりした?

 坂口「もう、こんな感じ(相手を見据えながら拳を構える)でした。強気!」

 松田「念を送ってました(笑)。最初から出す手を決めてたので」

 -いつ決めた?

 松田「1回戦はステージに出てから、前のユニットがじゃんけんしてる時に決めて、決勝は、ひな壇の上に座ってる時に決めました。最後はあいこになるって思ってなかったので、その場で話し合って決めました。2人とも、もともとじゃんけん弱くって。普段、ドラフト3期生の中で順番決めるときとかも、絶対負けるんですよね。(多田)京加ちゃんも『すごく負ける』って言ってたので、責任が平等になるようにってことで、2人で手を決めてからやりました」

 -初めてのことだらけなのに、まったく物おじせず

 坂口「本戦のステージでインタビューされた時も、すらすら話してて、ひな壇で『肝据わってんなぁ』って盛り上がってた(笑)」

 -優勝の予感はあった?

 松田「2人で出す手は決めたので、これしかないと思ってやってました」

 -それで負けたら…

 松田「もう、しゃーないな、と」

 -昔から「肝据わってる」って言われる?

 松田「全然そんなことなくて。もともと、すごく『緊張しぃ』だったので、初めての握手会もすごく緊張してたんですけど。でも劇場デビューしてから全然そういうのがなくなって、そこからちょっと自信がついたって感じです」

 -劇場デビューも堂々と

 松田「マネジャーさんに記事になったよって見せてもらったら『強心臓』とか書かれてて、『私ってそうなのかな』って思って余計に緊張しなくなったというか」

 坂口「『RESET』公演の時もそうだったんです。私たちチームHも、初日だから緊張してたのに。あーちゃん(渡部愛加里)は『大変ですー!』って言いながら堂々とできるんですけど、ゆみみ(松田)とか(伊藤)優絵瑠ちゃんは『頑張りましょー』みたいな感じ」

 -そういう世代なのかな

 坂口「そうだと思います。オーディションの時点で、私たち(2期生)はお披露目まで隠されてた。今は『SHOWROOM』とか、発信したり自己プロデュースするSNS(会員制交流サイト)があるから、全然環境が違う」

 -デビューシングルは12月19日発売。初めて歌声が入るCDが、ユニットのデビューシングル

 坂口「鳥肌立った」

 -やりたいことは

 松田「2人で(地元の)福井のテレビに出たい。夕方の番組とかみんな見てたので。2人で宣伝したい」

 -30日に田中美久さんの生誕祭。12日に17歳に

 美久「12歳とか11歳で(HKTに)入ったと考えたら『ああ、17なんだ』ってなります。早いな、と。大人っぽくなったって最近言われるから、ファンの人が成長を見てくれているのがうれしいです」

 -子どもと大人の間

 美久「どっちも使えるなって(笑)。17歳は楽しい一年というかアイドルとして一番いい年にしたいなと思ってて。18歳になったら、自分の中でイメチェンする年にできたらいいなと」

 坂口「『RESET』公演最初の生誕祭だったね」

 美久「緊張した…」

 -生誕祭で「ウッホウッホホ」のゴリラ役を

 美久「『猿、やるのかー』って言ったら、後輩に突っ込まれました(笑)。『ゴリラですよ』って」

 坂口「ゴリラの担当が決まってなくて、チームHのLINE(ライン)に(豊永)阿紀ちゃんが一言『ゴリラって誰ですか』って送ってきて。文章だけ見たら変な文章だなと(笑)」

 -26~28日は東京で「HKTBINGO!LIVE」。漫才やコントも披露

 坂口「お客さんの前で漫才をするのは怖かったけど、ファンの人が笑ってくださったので、和気あいあいとできました」

 美久「みくりん(すべり)地獄がさく裂してました(笑)。HKTの強みって、そういう『お笑い』もできてライブも楽しいっていうところだと思うから…。1日だけのつもりだったけど、楽しくて2日目も3日目も行ったっていう人もいて。細かいライブとかを、いっぱいやっていきたいって思ったし」

 -お客さんの前でやるのは、やっぱり違う?

 坂口「違いますね。こういうことが受けるんだ、って意外でした。『あ、ここで笑われた』とか、逆に自分が『おもろいだろ』みたいな突っ込みが受けなかったりとか。笑うポイントが違うのかなと。おいもちゃん(堺)が奈子の代わりにコントやったんですよ」

 堺「何日か前の握手会で急に『やって』って言われて。え、あと3日とかしかないんですけど?って(笑)。しかも選ばれた理由が身長が同じくらいっていう感じで『そこ?』みたいな。めちゃめちゃ緊張しました。拳銃持つシーンがあるんですけど、自分の手が震えててびっくりした」

 -29日は北九州市で握手会。韓国のグループに専念する宮脇咲良さん、矢吹奈子さんと、しばらく違う道を行く

 美久「不思議な感覚…。でも自分にとっては、いいきっかけの一つになったのかなと思うようになって。最近は1人でやらせていただくお仕事も増えてきたんですけど、何か大きいことをする時は(奈子と)2人だったから、プレッシャーも分け合えてたんですけど。一緒に活動できなくなって、1人でやるってなったとき、自分が成長できる時だと思うから…けっこう頑張らなきゃな、と。2年半後を楽しみにしてほしいなと思います」

 -「なこみく」ペアでの活動に疑問を持ったことは

 美久「昔はめちゃめちゃ思ってた。小学生とか、中学生になったばかりの時は『なんで何をするにも2人一緒なの』と思ってたんですけど、最近は逆に、2人だったから成長できた部分が大きいことに気付いて」

 坂口「大人になったね」

 美久「だから、寂しく感じました。楽しみながら活動できてたから」

 堺「HKTに入る前から(咲良と奈子が)いるのが当たり前の存在だったから、2年半いないって考えたら『あり得ない』ぐらいの気持ち。『どうなるんだろう』より『どうしていかなきゃいけないんだろう』。怖いですね、自分がどうなってるかも分からないし」

 -ステージで全員で披露した「桜、みんなで食べた」で大量の桜吹雪が…。さいたまスーパーアリーナのコンサート(2014年)を思い出した

 坂口「『あの時はみんな、まだいたなぁ』とか『楽しかったなぁ』と思ったら、今のこの状況も2年半後に『あの時…』ってなるんかなって思ったりしたし」

 美久「あの時は奈子ちゃんとケンカしてて、あんなに嫌いって思ったのに、なんで今はこんなに好きって思ってんだろって(笑)」

 坂口「ちよたん(中西智代梨)、まりか(谷真理佳)もいたなぁとか…。こんなに変わっていくんだと思うと、切なくて切なくて。HKTは若い子をプッシュすることが多いけど、その中で残ってる1期生や2期生が、しぶとくやってる分HKTに恩返しというか…。辞めるわけじゃないですけど、ずっとやってきた分、伝えられることがあるんじゃないかと思うので、今こそ古株が頑張る時、って思いますね」

=2018/10/10付 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]