さっしー卒業…どうなるどうする私たち!? HKT48・18年10大ニュース(下)

植木南央(左)のトークに爆笑する下野由貴(中)と深川舞子
植木南央(左)のトークに爆笑する下野由貴(中)と深川舞子
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2018年の10大ニュースを振り返ったHKT48の(左から)植木南央、深川舞子、下野由貴
2018年の10大ニュースを振り返ったHKT48の(左から)植木南央、深川舞子、下野由貴
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2018年の10大ニュースを振り返ったHKT48の(左から)植木南央、深川舞子、下野由貴
2018年の10大ニュースを振り返ったHKT48の(左から)植木南央、深川舞子、下野由貴
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笑顔で2018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
笑顔で2018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
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西スポの紙面で018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
西スポの紙面で018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
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差し入れを食べながら2018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
差し入れを食べながら2018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
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西スポの紙面で2018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
西スポの紙面で2018年を振り返るHKT48の(左から)植木南央、下野由貴、深川舞子
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2018年を振り返る下野由貴
2018年を振り返る下野由貴
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2018年を振り返る下野由貴
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2018年を振り返る深川舞子
2018年を振り返る深川舞子
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2018年を振り返る植木南央
2018年を振り返る植木南央
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 明けましておめでとうございます。今年1発目のHKT48は、大きな出来事が相次いだ2018年の10大ニュースを一挙に発表!! みんなで汗をかいたあのステージや、笑顔と涙が交錯したあの舞台、そして出会いと別れ…。枚挙にいとまがない思い出の数々から、1期生の植木南央(21)、下野由貴(20)、深川舞子(19)の3人に「独断と偏見」で選んでもらいました。1位になったあのニュースから、彼女たちが抱いた未来への思いとは‐。(古川泰裕)

 ■3位・総選挙19人ランクイン(6月)
植木 最多? 今までで?
下野 こんなに入るなんて、最初のころは想像もできなかったよね。
植木 まあ枠が広がったのもあるけど。昔は速報で入れば、選抜にも入れるみたいなのもあったね。なおぽん(岡本尚子・卒業生)とかね。
下野 いまや選抜漏れだよ。

-今回でラストの人が多かった
植木 あー、でもなつみかん(田中菜津美)は出ますわ。もう来年出るってファンに言ったって言ってたもん。
下野 じゃあ1期生票が全部田中に(笑)。

-田中選抜入りも
下野 そっちの田中?みたいな(笑)。
植木 マジか(笑)。楽しみですね。

-来年の10大ニュース1位は「田中選抜入り」
下野 やばい、そんな日が来るとは。
植木 出たもん勝ちやん、もう(笑)。
下野 そんなら俺も出るってなるわ(笑)。
植木 (松岡)はなも、もうちょっと上にいける。
下野 いけるよ。

-(秋吉)優花ちゃんも出そう
下野 2期生は出るんじゃないかな。

-小田、豊永、運上ら4期生もまだまだ上を目指せる
下野 いくでしょ。
植木 3位(宮脇咲良)のときは涙が止まらんかった。
下野 自分の(ランクインの)時より泣いたよ。
深川 結構ね、悔しかったね。
下野 悔しさしかなかった。
植木 なこみく(矢吹奈子、田中美久)9、10位って本当に『ツイン』みたいな。最高のペアだと思う。
下野 尊さあふれたよね。
植木 本当に個性も正反対で。
深川 だからいいんだろうね。
下野 こんなコンビいるんやって。
深川 唯一無二、って感じ。
植木 勝手な妄想というか、奈子が韓国に行って頑張ってる間、美久もこうやって日本で選抜として、奈子の分も頑張っとる気持ちなんやろうなと思って、家で泣いちゃいそうになって。
下野 7周年の3、4期ステージとか、奈子がいないわけじゃん。その分、美久がさ。
深川 引っ張ってた。
下野 はなちゃんもすごく頑張ってたけど、大人になったというか、相方がいなくなって、またしっかりするんだろうなって。
植木 美久は…総選挙10位とは思えないくらい、私服がダサいんですよ(笑)。この間、短パンにダサめのリュックからってリハーサルに来て。え、本当に10位?ってめっちゃ言ったもんね、その場で(笑)。『どこ変えたらいいんですか?』って言うから、そこにいた1期生全員で『全部だよ』って(笑)。
下野 変わらないね、美久って。本当に面白い。
植木 ずっと背伸びしてる感じがかわいい。
下野 本っ当に、いとおしい。
深川 憎めないよね(笑)。

-しなもん初ランクイン
下野 いまだに言われますもん。『おめでとう』って。いまだにうれしいから、私はこれを一生引きずって生きていこうと(笑)。あの瞬間の歓声とか『オーッ』っていう声とか、ずっと焼き付いて離れなくて。嫌なことがあっても、あの瞬間を思い出せば頑張れるわ、くらいに、ずっと引きずってると思います。本当に良かった。

-今後の関わり方は
下野 今回ランクインした子でも、次は出ない子がいるだろうから、今回ランクインできなかった子も(次は)全然ランクイン狙えるじゃないですか。少しでも盛り上げられたらなと。やっぱり『団体戦』だなと思ったので。(植木に)どう? 初センター。
深川 センターの景色ってどうなんですか?

-じゃんけん大会で初披露した
植木 (ランクイン時の)スピーチでも言ってるんですけど、選抜とかずっと入ってるようなメンバーでもなかったし、4年も連続でランクインするなんて考えられなかったので、ファンの力って偉大だなと感じた。あと、ここ4、5年くらいずっと、(自身の)センター曲がほしいって言ってきたんですよ。『今年の抱負』とかあるたびに書いてきて。HKTのシングルのカップリングでもセンターに選ばれる子もいるけど、私はそういうタイプでもないし、端っこが多かったので。こうやってHKTのカップリングより、自分の中では意味がある、ファンの中でも形というか思い出に残る、センター曲がもらえてうれしいです。毎日歌ってます。
下野 多分、世の中で一番歌ってる(笑)。


 ■2位・宮脇咲良、矢吹奈子IZ*ONE専任
-2人が2年半HKTを離れる
下野 でかくない?
深川 でかい。でかいし、なんか…喜ばしいことなのに、HKTにとって存在が大きすぎて。
下野 でも、プロデュース48とかIZ*ONEの影響力ってすごいなと思って。私の大学でも、全然関係ないところからIZ*ONEの単語が出てきたり、この間咲良ちゃん知ったっていう子もいたりして、やっぱりすごいんだなって思って。HKTとして、負けないようにしてなきゃ…って思いません? IZ*ONE、世界ですごく知名度上がってきてて。帰ってきてくれるとはいえ、負けないようにしなきゃいけないというか。確実にすごいものを持って帰ってきてくれるじゃないですか。…ってなったときの、私たちとの落差がやばいみたいな。格が違いすぎるのも、なんかあれじゃないですか(笑)。
植木 LINE(ライン)グループにも、けっこういまだに顔出してくれるんですよ。そのたびに、もうババアなんで涙出そうになるんです。あんなに毎日きつい中で、いろんな仕事やってる中で、もうLINEせんでいいって!
下野 私、コント劇のリハ中に奈子と会ったんよ。もう涙出そうだったもん(笑)。しかも、コント劇のメンバーと奈子で、回転ずしに行ったんですよ。IZ*ONEが回転ずしとか大丈夫?みたいな(笑)。

-総選挙で3、9位に入った直後に離脱
植木 咲良と奈子のファンが、2年半後まで応援してくれてるようなグループでありたい。
下野 さっしーに今まで頼りすぎてて、咲良と奈子がガーッと上がってきて。これでさっしーだけに頼りすぎず、引っ張ってくれるメンバーが出てきたと思ったら、また抜けたじゃないですか。もう、さっしーに頼ることもできないし。
植木 こんな原石、めったにおらんて!
深川 おらんおらん。
植木 咲良たちがHKTから出て誇らしい分、それに恥じないHKTでありたいですけど。
下野 来年こうしようっていう課題は自分の中では結構いっぱいあるんですけど、HKTのために何かってなると、私は引っ張っていくというより支える側の人間な気がするから…土台的な部分になると思うんですよ。後輩のことは…後輩自身も頑張ってくれると思うけど、もうちょっと厳しい先輩にならなきゃいけないのかなっていう思いもあって。

-厳しいこともできる、みたいな
下野 そうです。それをすごく7周年で感じて。1期生は、言わなさすぎるじゃん。平和だし、小心者で言えないから。後輩にもっといろいろ教えて、新劇場みたいに物として残るものだけじゃなくて、例えば技術的なものだったり精神的なものだったりを教えて、それを残してあげられるような人にならなきゃいけないと思うし、私自身も説得力を持てるような自分でいなきゃいけないのかなと思いました。
植木 ここまで来ると、1期生も個人でやりたいこともHKTと並行してやりたいこともそれぞれあると思うんですけど…。私のファンの人には、私がHKTにいて頑張ることが恩返しかなって。私は今、HKTにいて、1人も後ろ向きだったり、バラバラな方向を向いてたりするんじゃなくて、みんなで一生懸命やってるHKTが好きだから、ファンの方にもメンバーにも、恩返しができるような頑張り方をしたいと思います。
深川 けがして休養して、将来のこととかも考えるようにはなったんですけど、そのときファンの方に『まいこむのいない劇場は寂しい』っていうコメントをもらうこと、がすごく多くて。自分が思ってるよりも必要とされてるんだなって思ったので、後輩からしても『まいこむさん見てたら劇場公演頑張れる』とか、そういういい背中を見せられるようになりたい。私がいなかったら公演自体も雰囲気が変わるとか、そうやって自分発信で、何かが変われるようになりたいと思ってて。そのために後輩にしっかりアドバイスとかしたいし、ファンの方の記憶に残るように頑張りたいなと思います。
植木 辞めないでくださいね、とか後輩に言われるのはうれしいです。
深川 自分が必要とされるっていうのが、最近うれしいって思い始めた。
下野 私、(HKTに)いそうって言われる。『下野さんいそうですね』って。確かに自分でもそう思う。

-新劇場もできるし、2020年に向かっていくような感じになりそう
下野 発表があって良かったと、私は思いました。結構先やないかいと思ったんですけど、発表があったことによって、また頑張れるというか。先が見えないよりは、ちゃんとしたものがあったほうがいい。
植木 ずっと『いなくならないでね』って言ってたファンがいなくなるのが一番つらい(笑)。


 ■1位・指原莉乃卒業発表(12月15日)
深川 1位はやっぱり…。
下野 あれしかないよね。
植木 私たちというか、日本中がどよめいた。びっくりしちゃった。
下野 NHKでもニュースになるという。

-海外のメディアも報じていた
深川 本当に偉大だね。
下野 発表しておいて『しません』みたいなパターンあるじゃないですか。私は最初、続きがあるような気がしちゃって。『いやいやいや…』『からの~?』みたいな。と思ってたらテンションがそっちじゃねえなと。ズンッてなりました。
深川 すごかったよね。会場の雰囲気も。今までに見たことないくらいの沈黙で。
下野 今までなら、次の曲に行くときは切り替えられてた。例えばクラス替え(チームシャッフル)とか選抜発表とか、メンタル的にくる発表の後も、みんな割と切り替えられてたけど、今回は無理でした。『暗すぎるから明るい曲で終わろう』って急きょ『桜、みんなで食べた』をやったんですけど、それでもダメでした。
深川 それもなにげに別れの曲だしね。
植木 今までの卒業発表は、すごく大きな『えーっ』(ファンの声)があるけど、さっしーの時はそんなに大きな『えーっ』じゃなくて、ファンの人も本当にぼうぜんとしてて。さっしーの一言一言をしっかりと聞いてる感じはありました。言葉を聞き逃さないように、しっかり聞いてる空気があって。初めてでした。そういう、ぼうぜんとしちゃう卒業発表は。
下野 誰も『よし、次行こう』ってなれない。
深川 ついに来たか、みたいな感じ。
下野 いつか来るっていうのはあったけど、私たちが願っていたより、マジで早かった。
植木 そんなに長くないと思いながら、気付かないふりじゃないけどさ。『いや、でも…』みたいな。
下野 (HKTに)いてくれるって。
植木 『草原の奇跡』で、みんながしょぼんとしてるから、さっしーが『もっと笑って』『もっと歌って』って言ってるのを聞いて、涙が止まらなくなっちゃいました。言われれば言われるほど、こうやって、私たちを怒ってくれたりとかしてくれる感じが久しぶりで。最近は怒られるというか、強く言われることも少なくなったので、あの感じが久しぶりで…。
下野 本当に、怒ってくれてた人だもんね。
深川 私たちの初めての先輩だったから。
植木 最初めっちゃ怖かったもんね。
深川 怖かった。
下野 改めて、こんなに後輩の一人一人を見てくれてる人ってなかなかいないというか。あんなに忙しいのに、選抜とかで一緒になってるメンバーだけじゃなくて、私のこともちゃんと見てくれてたんだなって。
植木 めっちゃ親身に相談に乗ってくれて考えてくれたりすると、『えっ? 南央にめっちゃ優しい』『南央の話めっちゃ聞いてくれて、南央のことめっちゃ考えてくれとる』って思ってみんなの話聞くと『みんなも?』ってびっくりするよね(笑)。私たちって、他のグループの、どんなアイドルの7年間よりも一番ぜいたくな時間を過ごしたなって、改めて感じる。
下野 私がさっしーにしてもらったこと、もらった言葉を思い出してると、総選挙がずっとあって。速報に入るようになっても、なかなか本番でランクインできなくて。総選挙間際の『HKTでどういう子が入ってほしいですか』っていうインタビューとかでも、必ず(下野の)名前を挙げてくれてて。それがうれしかったし、ランクインできなくても、(指原が)1位で呼ばれるとき残ってるメンバーを自分の隣に置いてくれたり、『おめでとうございます』ってLINEしたときも『しなもんが報われる世界であってほしい』って言ってくれたり。ランクインしたときも『良かったね』って喜んでくれたり。
植木 『おめでとうございます』って言ってるのに『ありがとう』より先に『大丈夫?』とか、こっちのこと心配してくれて。
深川 1位になってもメンバーのこと一番に考えてくれるし、かといって自分のことも考えてないこともないし…な、なんて言うんだろう?
植木 HKTがあったからテレビに出られてたわけじゃなくて、1人で成功したのにHKTにいてくれた、ってことでしょ?
深川 そうそう。それもあるし、私たちが思ってる以上に私たちのことを思ってくれてるていうのが、身に染みる。
下野 このタイミングでの卒業は、さっしーも『めちゃめちゃ考えた』って言ってて。あ、すごく考えてくれての『今』なんだなって。(宮脇)咲良と(矢吹)奈子がいなくなって、たぶんさっしーがいると、ずっと頼っちゃってたと思うし…今もずっと頼りまくってる状態ではあるけど…。
植木 今までで一番大変な時期が来る…。
下野 来るね。8年目にして、こうなるとは思ってなかったよね。
植木 (卒業発表から)何日かたって、ちょっと冷静になるじゃないですか。しなもんに(メールで)『さっしーおらんくなったら、どうなると思う?』って。そしたら、しなもんも箇条書きで『あおりができんくなる』『コンサートのセトリ(セットリスト)がやばい…』。
下野 2人でいろいろ考えて、最終的に『オワタ』って(笑)。
植木 俺ら60人じゃ足りん(笑)。今までそんなに考えることなかったもんね。おらんくなったらこうなる、とか。当たり前のように、さっしーがそういう仕事をしてたから…。
下野 しかも『大人』の方と平等にじゃないですけど、同じような立場で意見を出したり出してもらったりできる人っていうのは、さっしーだったから。私たちと、演出家の方とかとの懸け橋になって、いろいろ伝えたり伝えてもらったり。その懸け橋がなくなるってなると、1期生の中から誰かがその役割をやる必要があるってことですよね。1期生頑張らなきゃなって。後輩を怒ったりとか、全体の士気を高めたりっていうのは、1期がこれまで以上に考えなきゃいけない部分なのかなって思ってます。

-「HKTはこんなグループ」というのを、内側からプロデュースしたようなイメージもある
下野 難しいなと思うのは、さっしーがいたときのHKTの良かった部分を残しつつ、どう変わっていけるかなっていうのはあるなって。変わらないと、さっしーが今のタイミングで卒業する意味がないよう気がして。変化もしつつ、でもさっしーがいたときの『いいね』って言われてた部分は残さなきゃって。

-焦りはすごく伝わる
下野 超考えてます(笑)。
植木 考えてるからこそ、言葉にするのが結構緊張せん?
下野 難しい。超難しいし、だから自分が具体的にどうすればいいかっていうのも、まだよく分かってない
植木 まだちょっと、時間が必要やね。例えばさっしーがいなかったりすると、自然と私たち1期の中でも後輩に活を入れたりするメンバーとか…。(2013年の)武道館のコンサートでなっちゃん(松岡菜摘)が2期生に怒ったみたいに、もしかしたら7年もやって来てたら、そうやって言う子も出てきてたと思うんですけど、そういうとき、いつもさっしーがメンバー全員を締めてくれてたから…。私たちも引っ張らないといけないけど、後輩がしっかり育つような背中も見せないといけないし…。本当に、怒ったりとか言ったりとかできないタイプなんですけど、これを機に、本当に感じさせられました。ダメだなぁって。
下野 この間、チームT2の公演を、はるたん(上野遥)と2人で見に行ったんですよ。博多座も近いし、いろいろおのおのに悩みがありそうな気がしたから、ちょっとなんか言えたらいいなと思って。で、もうちょっとこうした方がいいよ、みたいな意見をいろいろ言ったんですけど…めっちゃパワー使いました。響いてくれたかどうかは分からないですけど、さっしーは毎回、こんなにパワーを使って私たちに言ってくれてたんだなって感謝してたときに、卒業発表があったので『わああ』ってなりました。

-頼りたくても頼れなくなる
植木 いつかこうなるって思ってはいたけど、想像したことなかった。
下野 したくなかったんだろうな。
深川 現実逃避をしすぎてた。
植木 避けて避けて避けて通ってたのに、急に直面してしまった。

-その「現実」を一番見ていたのが指原さんだったかもしれない。だから怒ったりしていたのかもしれない
植木 今回の(卒業発表があった)コンサートでも、さっしーが久々に怒ってるの見た。やっぱりそれにも意味があったのかな。もうみんなでコンサートしてさっしーと一緒にリハすることも少ないし、さっしーも後輩に会う機会も少ないだろうし…。
下野 1期で良かった、っていうのはそこですね。さっしーの背中を一番長く見てたのは1期生だから。そこで得たものは具体的にこうとか挙げてもいっぱいあると思うんですけど、たぶん自分の中に染みついたものがさっしーから学んだ中でおのおのあると思うから、それはちゃんと教えていけるようにしなきゃなって。5期生とか最近入ったメンバーは、死にものぐるいでさっしーから盗んでほしいというか。短い間で、さっしーのいいところを、どこまで自分のものにできるかだと思うので。
植木 私たちは歌番組とかも、さっしーのおかげで出られた部分もあったし、番組決まったりとかもしてたけど…。最近入ってきた5期生とかは、そんなうまいことチャンスが回ってこないと思うから…本当にさっしーがまだいなかった、あの初期以上に頑張らないと、多分難しいですね。前に出るのは…。
下野 私たちが、そのチャンスをつくってあげられたらいいけど、そううまくもいかないだろうし…。

-「次のHKTを見たい」「信じてるから決めた」と言っていた
下野 うれしくもあったけど、その言葉は…。なんて言ったらいいか分からないけど、そう思ってもらえたのは、まあ、良かったかなって…。

-みんながこれだけ「すごい」という指原さんが、みんなを信じて決めたこと
下野 本当に、だから、恥じないようにしなければ…。
植木 (松岡)はなとか、すごくプレッシャー感じそうで…。はなとか、(田中)美久りんとか、プレッシャー感じすぎておかしくなっちゃわないように、みんなサポートしながら…心配だ。
下野 でもやっぱり『顔』になる存在ってやっぱり必要なわけでさ、そこに一番近いのは美久とかはななわけで。プレッシャー感じるなって言われたら無理だと思うし。そこを少しでも楽にしてあげられたら、っていうのはあるよね。

-2019年が、もっと大事になってくる
植木 どうにか新劇場まで、HKTを…。
下野 守らないと。マジで存在させていよう。
植木 さっしーがおらんくなった途端、話なくならないですよね、新劇場の(笑)。いつの間にか、オープンの日が過ぎても『あれ?今日も西鉄ホール?』って(笑)。
下野 西鉄ホールも貸していただけるか分からん(笑)。(19年が)こんなにも大事な年になるとは。
植木 私たちが力不足だったのか、さっしーが居心地が良かったのか分からないですけど、(茅野)しのぶさん(元AKBグループ総支配人)が、泣いてるはなとかに『さっしー、AKBにいたら2年前に卒業しちゃってたよ。HKTだからここまでいたんだよ』って言ってて。うれしいけど、さっしーなしでは放っておけなかったのかなって。自分は売れてるのに、グループのためにここま11年間いてくれたらと思うと…『好き』ってなりますね。
深川 さっしーのこと嫌いになれないもん、どんだけ怒られても。
下野 愛のある怒りだったもんね。それはずっと分かってた。
植木 本当に恩人だと思う。1期生の。
下野 しのぶさんに言われたことで一番響いたのが『今のHKTはいろんな種類のカードを持ってる中で、ずっと同じルールの遊びをしてる』。例えば、ずっとばば抜きをしてるみたいな状態で。『遊び方を変えれば、そのカードがもっと強くなるかもしれない。その遊び方を、もっと見つけられたらいいね』みたいな。一人一人がカードだとして『遊び方』を変えたら、その子がもっと強くなるかもしれない-みたいな。なるほどって思いました。スタッフさんから、そう見えてるのが今のHKTなんだなって。
植木 自分たちで自分たちのことを、たぶんしっかり見たことないし、いいところも悪いところもあんまり知らないというか。なんとなく、みんなで頑張ろうってやってきた感があるから…分析が必要なのかな。
下野 仲がいいっていいうか、なんていうか…。これからも仲はいいし、HKTならではの空気感はこれからも大事にしたいなとは思いますけど、仲がいいとは別の、なれ合いじゃないですけど甘い部分があって。これからその甘い部分が、露骨に出てしまうんじゃないかなって。そこはなくさなきゃなって思います。なんだろう、もうちょっと競争心だったりとか、ガツガツというか…。
植木 アイドルらしくなはいよね、なんか。
下野 仲はいいけど、そういうの要るじゃないですか。バチバチしたとしても、仲良くはできると思うんです。だから、そういう闘争心的なものも必要なのかなって…。はぁ、もう考えすぎてよう分からん。とりあえず、さっしーすごい。
深川 なんていうのかな、『指原莉乃のHKT』だけじゃなくて、HKTだけの名前で売れるようにしないと、多分もうやっていけないだろうから…。さっしーが辞めた後でも、個々で活躍できるようにしていかないと、現状維持になっちゃうのかな、とは思う。
植木 最近響いた言葉があって。『人生は自転車だ。倒れないためには、走り続けなければならない』。さっしーの卒業発表の後だからか(心に)刺さって刺さって。
深川 刺さるねぇ。
植木 ファンから『さっしーの穴を埋めないとね』って声をかけられるんですけど、さっしーの穴は、もう埋められない。さっしーになろうとするんじゃなく…
下野 埋めるんじゃなくて、別の土地を広げたい。イメージ的に。埋められないものだから、土地を広げていくしかない。それか強度を上げるとか。さっしーも『今まで』があっての今じゃないですか。その『今まで』が私たちとは違うから。
植木 さっしーが少しでも安心じゃないけど…『頑張ってるな』って思われたい。そんなHKTでいたい。
下野 卒業した後もだよね。外から見て『HKTいいね』って思われていたい。ずっと。

-しかし、あそこで本当に発表するとは…
深川 さっしーのことめちゃめちゃ推してる友達がいるんですけど、その子からLINEが来て。『さっしー卒業発表したりしないよね?』って。私は信じたくないから『さすがにしないでしょ』とは言ってたけど、今考えると、その子も感づくくらい、さっしーもめちゃめちゃ考えてたりしてたのかなって。
下野 最後に歌う『草原の奇跡』の歌割りが、さっしーの部分が以上に長かったんですよ。
植木 しかも意味深な歌詞やったね。
下野 それにりこぴ(坂口理子)が気付いて、りこぴとはなと私で『え、これ違うよね?』みたいな(笑)。そういうのは、ちょっとありましたけど。さっしー自身は、そういうそぶりは全く見せなくて。
深川 さっしーが優しいのは、いざ『辞める』って言ったら、誰か個人的にじゃなくて、みんなに言いたくなるから言わなかったって。それは本当に優しいと思った。
下野 HKTには誰にも言ってないもんね。
植木 ぶっちぎりの1位ですね(笑)。

=2019/01/01 西日本スポーツ=

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