HKT48インフルで休演者続出 後輩救ったさっしーの助言

1月の活動を振り返ったHKT48の(左から)坂本愛玲菜、渡部愛加里、田中美久、下野由貴
1月の活動を振り返ったHKT48の(左から)坂本愛玲菜、渡部愛加里、田中美久、下野由貴
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博多座コンサートで奮闘を見せたHKT48の若手メンバー「F24」
博多座コンサートで奮闘を見せたHKT48の若手メンバー「F24」
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神田明神での成人式で笑顔を見せるHKT48の下野由貴
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●月イチ活動報告

 若手メンバー「F24」の博多座コンサートで幕が開いたHKT48の2019年。新潟を震源とした暗いニュースが48グループ全体に影を落とす中、東京の神田明神での成人式やリクエストアワーベスト100で、HKTメンバーが明るい話題でフィーチャーされ、大きな存在感を示した。今年に入り、10人以上がインフルエンザで劇場公演を休演する事態にも、総力で対応。グループの地力が光った1月の奮闘ぶりを、下野由貴(20)、田中美久(17)、坂本愛玲菜(18)、渡部愛加里(14)と振り返った。 (古川泰裕)

 -1月8、9日に3期生以降のメンバー「F24」が博多座でコンサート

 美久「フレッシュメンバーだけでやるのもあまりない経験だったし、今回は(自分たち)3期生が一番先輩だったので、あらためて自分たちの未熟さを実感しました」

 -たくさん怒られた?

 美久「とにかく怒られてばっかりで…。1日目に(指原)莉乃ちゃんが見に来てくださったんですけど『つまらなさすぎて帰った』って。でもその分、一人一人にアドバイスとか下さって。休演メンバーが出て(構成など)変わったところも多かったので、5期生とか大変だったんじゃないかな」

 坂本「リハーサルから、締めるところは締めなきゃいけない部分はあるなと思いつつ、いつも先輩方が仕切ってくださってた分、いざ自分たちがその立場になると、どうしていいか分からないことが多くて。いままで、いかに先輩に頼ってたか分かった。悔しさもあったけど、ファンの方に『良かった』って言っていただいて、自信にもなったところもありました」

 -全員センターかソロの24曲メドレーも

 渡部「大好きなNot yetさんの『波乗りかき氷』をやらせていただいたんですけど、愛加里が48グループに興味を持ったきっかけの曲で。それをセンターでやってると思ったら感慨深かったです。多分、一番緊張しました」

 美久「咲ちゃん(宮脇咲良)の『夢でKiss me!』は、(ファンが)喜んでくれるかなと思って選んだんですけど、意外と『泣いた』っていう人が多くて。泣かせるつもりはなかった(笑)」

 -坂本さんは「私は私」を歌唱

 坂本「(48グループ)の歌唱力ナンバーワン決定戦もあったから、マネジャーさんに『ソロで歌ってほしい』って言われて。最初はさや姉さん(山本彩)の『ジャングルジム』だったんですけど、歌詞も自分にぴったりだったのでこの曲にしました。歌唱力ナンバーワン決定戦の曲と同時並行で、すごく練習しました。衣装も真っ白なドレスで、うれしかったです」

 -若手だけでやりきった

 美久「あらためて、自分が先頭に立ってコンサートをやるってなったとき、思うこともいっぱいあって…。今までは自分のことで精いっぱいだったんですけど、最近はセンターに立つ人とか前に立つ人たちは、どういう感じで頑張ってるんだろう、って研究するようになりました」

 -今後必要だと感じたものは

 坂本「個人的には『1人でこの1曲をもたせるんだ』っていう自信とか…『もっと自信を持って』って全体的にも言われるんですけど、責任感というか、気持ちの面でもっと強くなろうと思いました」

 美久「自分にしかできない役割を見つけて、『私はこの役割をまっとうする』って決めてやっていこうと思った。1期生さんだけの公演も見たことがあるんですけど、村重(杏奈)さんとか下野さんとか一人一人個性があって飽きないので、自分も個性を大事にしていこうと思いました」

 渡部「(矢吹)奈子さんとかのポジションに入らせていただくことが多いんですけど、そこに入っても、自分らしくいたいなって思って。違和感がないくらいにならないとダメかなって思ったので、今後につなげていきたいです」

 坂本「さっしーさん(指原)が(HKTの)全体LINEでも一人一人にアドバイスを送ってきてくださったんですけど、個人的にも聞いてみたら『えれたん(坂本)はまじめすぎるから、もっと周りを気にせずにやるくらいでちょうどいいよ』って言ってくださったから、そういうところなんだなって。あんまり考えすぎずに、もっと色を出していきたいと思いました」

 -2日目を客席から見守った、1期生の下野先輩はどう見た

 下野「さっしーに言われたことを、やろうとしてるのがすごく伝わった。3期生は、ポジション(立場)が難しかっただろうな。6年目で引っ張らないといけない立場だけど、フレッシュと銘打ってるから、はじけないといけないし。でも明らかに、私たちには出せないものを、ちゃんと出せてたと思います(笑)。メドレーもそれぞれに合ってたし、個性も出てたと思う。でも2期生が出てきて1曲披露したときは『やっぱすごい』と思った。曲によって変える踊り方だったり、表情とか表現。(ステージに)立ってるだけで空気出ちゃってる、みたいな」

 -すごく楽しそうだった

 下野「1、2期が別に技術的にすごいわけじゃないけど、できるのは、遊ぶところとちゃんとやるところの切り替えの部分と、その選択場所っていうんですか。ここはちゃんとやってここは遊ぶ、みたいな。3期生とかも、こうやってなかなかできない経験をしてるから、そういうのもできるようになってくるんじゃないかな。すごく楽しみになりました。5期生にしか出せない『下手でも一生懸命でかわいい』っていうのも見られたし、3期生が引っ張ろうと頑張ってる姿とか、グラデーションになってる感じ。全員ただがむしゃらにやってるんじゃなくて、その中にいろんな種類の一生懸命さが見られて楽しかった。こうやって成長していくんだなって」

 -未来が見えた

 下野「見えましたね」

 -11日、48グループの歌唱力ナンバーワン決定戦で坂本さんが8位

 坂本「今の自分の力を出し切った結果。本気で優勝を狙ってたのですごく悔しかったんですけど、楽しかった。(他の出場者は)みんな予選よりうまくなってて、すごく練習してたんだなって思いながら…。どこかで優勝は難しいかなって思ったけど、楽しもう、盛り上げようと思って。客席に『一緒に手拍子お願いします』みたいな感じで。緊張しました。いつもの自分ではなかったです」

 下野「生演奏で歌えるってすごい」

 坂本「いい経験でしたね。歌っていう、自分の強みを生かせるのが初めてだったのでうれしかった。個人戦だったけど、他のHKTの出場メンバーと『頑張ろうね』って団結して。スタッフさんにも『雰囲気いいね』って言ってもらえて良かったです。もっと頑張ろうって思いました」

 -14日に成人式。下野さんが参加

 下野「あんな(多数の)記者の方に囲まれるのは久々。お披露目以来かな(笑)。久しぶりに、ちょっと気負いましたね」

 -毎年恒例の行事

 下野「感慨深いものがありました。『大人になった』っていう実感が、ぐっと増えました」

 -会見では、3000円の手作り振り袖で全国ニュースにもなった外薗葉月さんをはじめ、HKTメンバーが目立った

 下野「一人一人抱負を言う流れで、ちょっとでも見出しになりそうなことを言った方がいいかな、って気負って。会見前のAKB48新聞の撮影で『さっしーみたいな、優しさと強さをもったお金持ちになりたい』って言ったら、記者の方に『それ言いなよ』って言われて。『年収5億円ぐらいいきたい』って言うのを忘れちゃって、そこだけ惜しかったな。若田部(遥)にも相談したら『下野に発言権ない』って(笑)」

 -下野に厳しい(笑)

 下野「HKTだと葉月もすごく取り上げてもらったし。質疑応答でも、けっこう博多のメンバーに質問していただいて。まさか下野にも質問が来るとは…。着付けの時、衣装さんから『新成人メンバーの中で、下野と村重が一、二を争うベテラン』って言われてびっくりしました。ずっと着物だし疲れるかなと思ってたけど、それよりも、いい思い出だなと。緊張というよりは背筋が伸びたし、なんか楽しかったですね」

 -18、19日に「楽曲の総選挙」リクエストアワーベスト100(以下リクアワ)

 下野「みんな、それぞれの『代表曲』がランクインしてたね」

 渡部「HKTが姉妹グループで一番ランクイン曲が多かったみたいです」

 下野「AKBさんの次に多かったみたいね」

 -20曲入った

 下野「『僕だけの白日夢』(80位)、歌えて良かった」

 坂本「初ランクインでした。去年も(投票を)お願いしてたんですけど、ぎりぎりで入らなくて」

 美久「あーちゃん(渡部)が『彼女』(87位)披露したね」

 渡部「初のソロがリクアワなんて…。やるって知ったとき、信じられなくて『私ってこの名前だっけ?』って、もう一回確認しちゃった。リハーサルは緊張したけど、本番は楽しめました。初めてのリクアワだったんですけど、自分が初めて参加したU-16選抜の『最強ツインテール』(24位)が入って本当にありがたかったし、こんなに高い順位と思ってなかった。毎年ランクインする、定番の曲になってくれたらな」

 -美久さんが同期の矢吹奈子さんの「いじわるチュー」(85位)を歌唱

 美久「大親友の奈子の曲をできたのが、すごくうれしかった。奈子の衣装、ぴったりやったし」

 下野「泣ける」

 美久「あとは(自身がセンターの)『ロマンティック病』が2位! もう本当に信じられない。去年が6位だったので、今年はリアルに20位くらいかなと思ってたんですけど、まさか…。衣装も新しかったし、夢みたいでした」

 下野「『隣の彼はカッコよく見える』(75位)をできて良かった。2日目の朝イチだったので大丈夫かなと思ったんですけど、意外と会場から(イントロの)『ダ・ダ・ダ』が聞こえてきてましたね。もうちょい浸透したらもっと盛り上がれる曲になると思うから、育てていきたいと思いました。あとは、HKTはひな壇での盛り上げに力を入れているので、すごく楽しかった。村重も活躍してくれたし(笑)」

 坂本「(村重が)楽屋でぐったりしてた(笑)」

 下野「ひな壇から帰ってきたときの方が汗かいてる(笑)」

 坂本「『波が伝えるもの』(25位)、リハできなかったんです(笑)。楽屋にいたら、モニターで聞いたことある曲がかかって『やばい!』って。自分も悪いんですけど、マネジャーさんも誰も気付かなくて。一発本番でした(笑)」

 下野「なっちゃん(松岡菜摘)と(田島)芽瑠と(本村)碧唯と握手会の裏で話してるとき、そろそろHKTだけでリクアワをしたい、と。ひな壇も盛り上がるし、持ち曲も増えたし。でもみんなが準備ではけちゃって、ひな壇にいなくなっちゃうから、HKTでやるなら、ずっと同じ衣装で全員ひな壇にいて、順位が出た瞬間にひな壇から出て行くっていう方式にしようっていう話になりました」

 渡部「だったら、メンバーも順位知らない方が楽しいですね(笑)」

 下野「ランクインした曲だけ練習しといて。『あ、私の出番だ!』っていうのやりたい(笑)」

 美久「楽しそう!」

 下野「村重がいるうちにやりたい(笑)」

=2019/02/06付 西日本スポーツ=

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