天元戦 第36期

悲願の初タイトル 結城新天元 「3連勝できるとは」

天元戦第3局を制して山下敬吾前天元(手前)に3連勝し、
対局を振り返る結城聡新天元=16日夕、佐賀県唐津市の唐津ロイヤルホテル

 悲願のビッグタイトル初獲得―。16日に佐賀県唐津市の唐津ロイヤルホテルであった囲碁の第36期天元戦5番勝負の第3局で、山下敬吾天元(32)=本因坊、日本棋院=を破り、新天元の座に就いた結城聡九段(38)=関西棋院。

 囲碁の七大タイトル獲得は6回目の挑戦にして初めて。「正直、もうタイトルは取れないかもしれないと思ったこともあった。3連勝できるとは」と、ほっとした表情を見せた。

 終局後の結城新天元はネクタイを緩め、ワイシャツの一番上のボタンを外したままで、激戦の余韻を感じさせた。だが、ほっとしたのか、ほほ笑みを浮かべた。

 第3局は、白番の山下が左下隅に厚みをつくり、後半、中央に地をまとめようという構え。これに対し、黒番の結城は着実に地を稼ぎ、先行する展開となった。黒63(15七)や黒75(15十三)で、中央の白模様を消し、黒が優勢に進めた。  白は92(17三)から右上隅の黒地に侵入してセキ生きとし、白128(10十一)以下、中央でも白地を確保して差を縮めたが、結城が前半のリードを守りきった。

信じられない結果
結城聡新天元の話

 形勢判断の難しい展開でしたが、黒103(11十)と大ヨセに入ったところでは少し良いと思いました。形勢の悪かった第2局を勝てたのが大きかった。5番勝負開幕前は一つ勝てるかどうかと思っていたので、信じられない結果です。


3局とも内容悪すぎた
山下敬吾前天元の話

 白92(17三)と右上隅に入った手では、中央に打っておいた方が良かった。実戦はわかりやすい展開にしてしまいました。まずい手が多く、3局とも内容が悪すぎました。この結果は仕方ないです。